禁煙指導のガイドラインが出来ています。

禁煙指導を行う医師向けの、指導ガイドラインが保健医療系の9組織の合同でつくられた。横浜市で始まった、日本循環器学界学術集会にて19日、其の概要が発表されている。

まず、其の基本的な捉え方として、喫煙を「ニコチン依存症」として診てゆき、其の病気を治療する立場に立って、禁煙の医療指導を行う。タバコのへの依存を無くすためには、ニコチンパッチや、その他色々な治療法が出来ているが、患者が禁煙に失敗しても、患者を「責めない事」多大切な事とされ、一度失敗しても、次に前向きの禁煙方法を患者自身が模索できるような医療指導を求めている。



禁煙指導の専門家として、外来指導で行う禁煙治療の手順、患者の禁煙に対する意思と、実行段階に応じた指導法、禁煙効果が高いニコチンパッチなどを解説している。また、患者の抱える病気に応じて呼吸器系、心臓・血管などの関わりを解説しながら指導方針を説明し、カルテでの喫煙状況の記載方法などを説明している。患者が、禁煙に失敗しても、再び禁煙する気持ちを持てるよう患者の気持ちをしっかり聞くこと、前向きに方向付ける事が意図されている。
基本的な認識として、喫煙をニコチン依存と言う病気として捉える立場により、決して患者を責めない事が重要視される事となる。しかし、喫煙を認めるのではなく、あくまでも治療する立場から、患者に寄り添い、積極的に喫煙の無い健康な生活法を進めて行く事が必要とされる。ここのところで注文したいことは、医療関係者の喫煙率の高さである。


今回の医療指導者向けのガイドラインが、少しでも日本の禁煙運動に積極的な役割を果たせれば良いと思いますが、日本のやり方が如何考えても甘いと思うのです。つまり、喫煙者にタバコの害をもっと自覚させることが大切です。自分だけならまだしも、生活線上の近くの人(家族や職場・生活圏の人間等)に煙の害を撒き散らしている事を自覚してもらいたいです。特に、子供に対する害は放置できません。喫煙者と、其の販売者に対する責任をもっと厳しくかせる事に賛成です。