がん患者の仲間入り。

ちょっと、個人的病状のお知らせです。

3月の末、初めての血尿が出て、医療機関で検査していただきました。その結果、膀胱内に腫瘍があることが分かり、来週入院して除去する手術を受けることになりました。今日は私の71歳の誕生日です。今まで、内臓的には特に疾患を認められることなく過ごしていたのですが、今回の入院手術により、がん患者の仲間入りをすることになりました。

 こうした疾患に、私がかかること自体は不思議はありません。人の死因ががんであることは、最も一般的な症例ですし、私もその仲間入りをすることに、不思議は無いのです。

しかし、自分が病人として、これからの人生を生きていかざるを得ないことに、「とうとう、来たか?」とたじろぐ自分がいます。まだ就労も続けたい。やりたいことが残っている。楽しみたいことも沢山ある。…そうした思いが、一杯湧き上がってきます。

 今日、こうして自分の病気を公言することにより、まずは、気持ちの上でストレスを持たないようにしようと思っています。そして、可能ならば、今続けている就労と生活を継続しようと望みます。

 今後、どのような症状と病状が待ち構えているのか?は分かりませんが、独り悩むのではなく、家族や知人たちと相談しながら、最良の自分らしい毎日を送っていきたいと念じております。

 おそらく、私の体の中に居るがんとは、長い付き合いになるでしょう。がんと、真正面から戦うというのではなく、上手く付き合っていこうと思うのです。ある時点では、不必要な治療を絶つ必要もあるでしょうし、その時その時の判断と選択肢を見極めて、生きていきます。

 こうして、自分が、がんになったことを公言することで、胸の奥につっかえている気持ちが、すっと楽になったように思います。秘密にしようとは思いません。・・・そうです、どこにでも起こっている事なのです。誰にでも起こることなのです。当事者になったことの自覚と、これからの毎日の生活を大切に生きていきたい、そんな風に思います。まずは、がん患者の、公言と宣言です。宜しくお願いします。