世界のトップは未だ遠い・・・更なる上を目指せ

スルツスカヤの見事な演技と、コーエンのバネの良さ、が目立ったけど、日本選手の健闘を称えます。

何時も思うのですが、マスコミが騒ぎ過ぎる。やれ、日本選手のメダル獲得、とか、メダルの独占とか、勝手に騒ぎ立てても、それに影響されて、選手が頑張るわけでもなし、騒ぎ立てずに、しっかり見守って欲しい。一生懸命演技をする選手のプレッシャーになるならマイナスだし、純粋に演技を楽しもうとする視聴者の邪魔をされているようにさえ思う。
荒川選手にしても、確かに自分との戦い、として目指す演技に向かっていったが、この大会には勝てる形には対応出来なかったと、自らを語っていた。それは、確かに正直な気持ちかもしれない。確かに去年は優勝したが、今年は、叉別の挑戦者が集まっており、同じように勝てるなんてことは無い。この事は、本人自身が一番分かっていたと思われる。今年は、9位に終わってしまったが、この経験をしっかり認識して、次の大会へ向けて、叉厳しい練習をしてゆく事と思う。頂点に立つ素質としては十分に其の可能性を秘めた選手だと思う。叉、安藤選手についても、17歳と言う若さで、ここまで世界のレベルに接近して来ているわけなのだから、後は、そこから、グントと付きぬけるために何が必要かを自覚する事が大切だと思う。ここからは、精神的なものが大きいと思う。他の選手では持ちえない、自分だけの持ち味をしっかりと自覚して、其の良さが試合のなかで100パーセント発揮できるようになることです。話をすれば、未だ可愛い高校生ですが、リンクの上で滑り始めたら、もうそんな事はどうでも良いのです。優勝した、スルツスカヤの滑りを十分に見て欲しいと思う。彼女の持ち味が、120%出せているのです。今回の世界選手権では、世界のトップのレベルがどれだけ高いものかを知らしめた大会でした。