プロ野球セリーグ優勝の行方は?

開幕から、あれだけ”強い巨人”復活の原動力となっていた破壊力、強力な打線が、故障者続出で湿りだしてきた。交流戦で、大きく負け越し、10個以上の貯金があった余裕が、もうあと二つ負ければ5割を切るところまで落ち込んできた。・・・先日の楽天戦でも、野村監督から「巨人は何時もの元気がない」と心配されるほどの凋落振りが揶揄されだした。今後立ち直る可能性があるのか?

昨年、首位を走っていた中日が、今年の巨人と同じようなかたちで交流戦で躓き、それが致命傷となりリーグ優勝を阪神に譲った事が思い出される。

逆に、今年は交流戦まで2位に付けていた中日が、交流戦を確実に戦いきって首位に首差抜け出して、之から夏にかけて一気に他チームとの水を開けるスパートをしそうな勢いが見られる。



・・・勿論、頭抜けて勝ち進めるだけの総合力データなどないので、今後どのチームが勝ちあがってゆくのかは分からない。この意味ではどんぐりの背比べ状態。この意味では今年は戦国リーグの様相を示しているような気もする。日替わりで首位が入れ替わるようなゲーム展開は見るものにとっては興味をそそる。果たして、今年はそんな暑い夏になるかな?

阪神も、去年のような、投手力で押さえきる勝ちパターンが揺らいでいるし、故障者が多いのも気がかり。去年のような粘り強さとはつらつさが欠けているようにも思える。・・・こうなると、古田選手権監督率いるヤクルトにもチャンスは充分ある。之から7月に欠けて、着実に勝利の星を積み重ねて、投手を疲弊させることなくなるべくローテーションを守って上手く夏場を乗り切るチームがセリーグを勝ちあがりそうです。

・・・何処が優勝するのか分からないところが、面白さを引き出してくれるのかもしれないが、ここんところ、ワールドカップで世間の注目がそれているのはやむを得ないかもしれないが、そろそろプロ野球の方へも関心が向いてゆくことだろう。

昨日、逆転勝ちをした中日が、巨人戦で連勝するようだと、このまますっと抜け出してしまうことになるかも・・・?