8月6日、広島では「平和登校日」となります。

原爆記念日の8月6日は、ちょうど夏休みの真っ最中です。このため、今まで様々な原爆に関する記念行事に対して、生徒達を積極的に招き入れる事が出来なかった。・・・戦後61年目の今年から、広島県教育委員会は新たに6日を、生徒達に登校してもらうことにより原爆を学習し心に留める日とする事に決定した。



今までは、夏休みであることから、登校させる決定を控えてきたが、今日風化する原爆の記念日をもう一度強く子供達に学んでもらう目的から「登校日とする事」に取り決めた。この英断は評価できる。



原爆の悲惨な証言は、被害体験者の高齢化により、今後も意識的な教育が必要となる。何せ、61年前のことである。原爆後に生まれた人が還暦となっているわけだから、子供達が被爆の問題を自分の問題として如何にとらえてゆくのかは、大人に課せられた大きなテーマだと思う。



唯一の被爆国日本、そして広島の子供達が、しっかり原爆の悲惨と向き合い、何故戦争をしてはいけないのか?核兵器は何を齎したのか?を腹の底から学び取る事が大切です。非戦、非核の誓いは、日本で生まれた子供達が戦禍の犠牲者から引き継いでゆかねばならない財産なのです。



8月6日、子供達もしっかり原爆の問題と向き合って欲しいと思います。