言う事が変わってきた厚生労働省の見解・・・

次第にタミフルに対する厚生労働省の見解が変わってきている。相次いでいる異常行動の事例を前にして、今までのように因果関係がないとする考え方を撤回し、もう一度調べ直す必要があることを明らかにした。



厚生労働省の辻哲夫次官は22日の定例記者会見で、タミフル服用と異常行動の因果関係について「これまで『否定的』という見解をとってきたが、虚心に検討する。今後、判断も変わりうる」と述べ、これまでの分析が極めて小手先だけのものであることが明らかになってきた。



こうした遣り方では、何時までたっても問題の解決がないこと、もっときちんとした事故分析が行われなければ、まだまだ多くの犠牲者が出る可能性があることを示唆している。



確かに、今のところ、それが果たしてタミフルの服用を直接的な要因としているかどうか?は証明されては居ない。・・・しかし、少なくとも、タミフルの影響が疑われることははっきりしており、それを究明してこなかった政府の態度はきわめて責任が問われるものではないのか?



今回、やっと重い腰を上げて、本格的な調査をやり直すという・・・それ自体は歓迎すべきことであるが、亡くなったり負傷して不安と悲しみの中に置かれている本人・家族の思いを考えれば、今回の措置は当然の対応であり、徹底的に調べていただきたい。



また、この調査の結果が明らかになるまでは、タミフルの使用を中止すべきであることも付け加えて起きます。



卑しくも国民の健康をあずかる医療機関であるならば、こうした疑惑の薬剤については、患者に対して処方しないことを徹底していただきたいのです。

医療からの、安全を求めるしっかりした見解もまた必要なのです。



今後、これ以上、異常行動による被害者を出さないために、何をすべきか?