ひめゆり: (編集:柴田昌平)
ジャンル: 戦争 2007/07/28 11:40
ストーリー 戦後62年、沖縄戦でのひめゆり学徒の真実は、まだまだ知られていないことが沢山あります。
このドキュメンタリー映画には、余分なナレーションはありません。
流れているのは、ひめゆり学徒に動員され、死線を超えて生き残ったおばちゃんたちの生の話し声と、当時の戦場の跡の風景、沖縄の海・空・花です。
二十数人の元ひめゆり隊の証言は、きっと聞く者の心の中に、沖縄線がどういうものであったのかを伝えることでしょう。
すべての人に、見て頂きたい証言集です。
出演: ひめゆり同窓会有志
この映画にいくら出せますか? 1000円〜〜2000円
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
コメント
2時間10分にわたるドキュメントですが、語るおばちゃんたちの話に引き込まれ、時間の過ぎるのを忘れる映画です。
出演者は、すべて実際のひめゆり学徒で召集された女学生の人たちです。
同僚や指導していた教員など220人は殺されてしまった…この戦争という名の殺人を、だれが正当化するのでしょう?
当時は、それを聖戦扱いし、日本軍と一緒に戦うことが栄誉とされていた・・・また降伏して捕虜になることを、恥と教えられ、手榴弾を渡されて自爆することを教えられた人たちがいたのです。
ちょうど、イラクやアフガンの自爆攻撃と同じように、当時の日本軍は、一般市民・女学生にまで自爆をすることを美徳と教え実行させていたのです。信じられないことですが、こういう狂気じみた戦い方が、当時の戦争では正当化され、天皇陛下の為と称して、おびただしい数の若い命が失われていったことを、私たちは忘れてはならないと思います。「死にたくない、お母さん助けて・・・」と叫びながら、多くの女学生が無くなった事実をしっかり記憶し、心にしっかり留めておきたいと思います。