*椿の垣根沿いに歩いていると、あら見つけました。

セミの亡骸です

セミの殻が残ってました。
勿論、今の時期蝉は地上に現れることがないのですが、この殻を見て、数か月前に蝉がここから脱皮していたことが判ります。
自然というものは面白いものです。・・・ちゃんと、蝉が抜け出た証拠を残していくのです。
もともと蝉は地中に長く眠っている昆虫ですし、地上に抜け殻を残して出てくれば、すぐさま死んでしまいます。ほんとはかない命です。
この写真にある抜け殻を見ながら、どんな蝉が居たんだろうか?と想像してみるのも面白くまたそれでいて儚い。
夏の暑い時期に、朝からミンミンと鳴く蝉は煩い騒音でもありますが、季節を表現する風物と思えば、そう苦にもなりません。
**いつか、葉っぱが落ちる頃にはセミの抜け殻もまた落ちて無くなってしまうことでしょうが、ちゃんと雨風に耐えてこの冬の時期にも形を残していることを知り、人知れず感嘆してしまいました。