加藤登紀子さんのコンサートで沢山の心の歌を聞いてきました。・・・やっぱり、歌って良いですね。
1月・2月は、冬眠と時です。と言われていました。毎年其の季節は、其の年の活動を描く季節として過ごす話をされていて、なるほど、想像的な活動を続けるためには、新しい進み方を描く”とき”が必ず必要になるんだなと思いました。今年も、彼女は、3月ごろになってから各地での演奏活動を始めています。
本格的には、5月ごろから始まるシリーズにて、新しいテーマを持って演奏活動を始めるそうです。
今年の最新テーマは、"絆"と言うことです。全国各地で講演が企画されて居りますので、どうぞ一度聞きに行ってください。チケットは、今日から、発売されているそうです。
前から三列目の真ん中の席だったので、終始一番見やすい位置で聞く事が出来ました。彼女の目は、めん玉が開いているかどうか判らないような細い目なんですが、話をするときの輝きは、其の細い目に似合わない大きさを持っています。低音の囁く様な声も又、彼女の魅力の一つです。
小学校の頃は、あまりの低音域のために、謳えるような音程の曲が殆ど無かったと話されていました。(当事の殆どの楽曲は、高音域の譜面を元に作られていたからなのです)
彼女のコンサートの4分の一位は、"語り"で埋められている。
お登紀さんの音楽の中で、其の”詩”は重要な意味を持っており、其の時々の時代に生きる人々への”語り”なのです。
彼女は云って居りました。"私のターゲットは、男の方です"と。
帰りしなに、来られていた、お客さんを見ていると、9割近くの人が、女性で、しかも、40代から60代に至る年齢の幅広い層なんです。ですから、今後、男性のファンをコンサートに呼んでゆかないと先細りが心配される訳です。・・・ですから、是非男性諸君の、お登紀さんコンサートへの参加をお勧めします。
今日のコンサートは、最後に、”花筐”(はながたみ)を謳いました。これは、2年前のオリジナルです。
春はやがて、夏になり、
夏はやがて、秋になり、
秋はやがて、冬になり、
冬はいつか、花の咲く季節へと変わる・・・
歌の文句は、正確では無いかもしれませんが、大体こんな文句の歌なんです。
やはり、彼女は時代の喜びと悲しみを謳う、"語り部"でした。
お登紀さんのサイトは、此方です。