100歳以上の御年寄りの事を考えましょう。

H16年度の統計によると、100歳を越える高齢者の数が、男女合わせて23000人に上るとの事。其のうち、男性は3500人で女性が19500人を超える相である。はやり、女性の方が、85%近くを占めている。



此れだけの高齢者が、日本に住んでいる事は驚きだが、未だ今後増える。と言うのも、昨年1年で、2500人あまりが100歳以上の御年寄りとして増えている。ということは、このまま、毎年増え続けると、5年で、約1万人が増える事となる。しかし、毎年、亡くなられる方も居られるので、単純にはそれだけの御年寄りが百歳長者とは成らないだろうが、今後益々増加の一途を辿る事だけは間違い無いと思われる。

因みに、100歳から数えて、105歳以上を調べて見ると男女合わせて、1200人を切っている。つまり、100歳からの5年間のうちに、約9割近くは亡くなってしまわれると言う事になる。百歳を超えると、1年1年が、ただ生き続けて居られるだけで表彰者だと言うことになる。108歳を超えると、127人なってしまうから、ここまでいき続けられる事は、普通のものではちょっと難しい。109歳になると、僅か、59人になり、110歳を超える人は、24人となる。今月、最高齢の114歳の御年寄りが亡くなったというから、現在の最高齢は、112歳となっているはず。





確か日本は、世界の長寿国と聞く。

此れだけ長生きできる国は、ある意味では、幸せなことかもしれないが、長生きされる御年寄りが、長生きして良かったと思える福祉国家にして欲しいものだ。



ただ、心臓が動いて、ベットに貼り付けられて生きながらえている・・・そんな長生きならば、何処か可笑しいと思うのです。

高齢になれば、そんなに美味しい物を沢山食べられるわけではないと思うけど、毎日をニコニコ笑ってもらいながら生きてゆけるような、そんな介護のゆとりを持ちたいものです。・・・此れは、我々、介護を担当する世代の責任だと思うのです。