プロ野球に観る、暴力とスポーツの境目。

先日、開幕依頼の低迷を続ける巨人軍と、西武ソフトバンクの試合で、10回裏に両軍入り乱れての"掴み合い"になる寸前の場面が観られた。事の起こりは、10回表に巨人小久保の満塁ホームランで、決まりと思われた試合が、其の裏、巨人の抑え、"久保"が叉だらしない投球内容でランナーを貯めだす・・・真ん中に投げて勝負すれば良いのに、わざわざ内角ぎりぎりの球や、足に当たる投球を繰り返し、西部打者の感情を逆立て、険悪な雰囲気に・・・そこで外人選手を中心としてgrandになだれ込む、激しい良い争いも始まりこれは乱闘が始まるかも・・・と懸念されたが、何とか両軍の主だった選手が興奮する選手を抑えてそれぞれのベンチに収まる。清原番町も、厳しい顔をして渦の中に出向いていたが、手を出すところまでにはいかなかった。



まあ、暴力沙汰にはならなかったので良かったが、若し、あの場面で、誰か1人、手を出すものがいたら、きっと、連鎖反応的に、大乱闘に発展した可能性がある。プロ野球では、年に何回かは、こう云う場面に出くわすことがあり、何時も不愉快な気持ちになる。こういう場面を喜ぶ者もいて、騒ぎ出す観衆もいるが、揉め事を喜ぶ事はもっての他、騒ぎを喜ぶものは、まるで野次馬気分である。



テレビに中継されているスポーツ番組である事を忘れている。

子供達が沢山この場面を見ている事を考えれば、スポーツ選手として如何するべきかをもう一度考えて欲しいんです。

若し、乱闘場面を子供達が観ていれば、子供達は、この様に問題解決をする事を学んでしまうんです。腹が立ったら、相手を殴り、蹴飛ばして良いんだという考え方が入ってしまうんです。このテレビを通しての教育的配慮が、あるからこそ、プロ野球選手の行動が問われるんです。



私は、プロ野球の1ファンとして、こうした乱闘に対する強い制裁措置を提案するものです。

例えば、相手を暴行した選手に対しては、罰金や出場停止のみならず、選手登録の剥奪も含めた厳罰を含めた罰則を付与すべきだと思います



球団に対しても、単なる注意勧告ではなく、もっと大きな罰金や、監督等への出場停止措置、等、安易な暴力行為が二度と出来ないような措置を取ってこそ、プロ野球での"乱闘"騒動の排除が浸透すると思うのです。

云って見れば、プロの選手の乱闘は、"ヤクザや暴力団の"争いと似たようなものなのです。場合によっては、バットなどを使って殴りかかったり、立派な暴行行為となる傷害事件なのです。このような行為を正当化する雰囲気を無くす必要があると思います。

先日も、中日のウッズが、ヤクルトの藤井投手を殴りつけて、出場停止処分を受けています。(私は、中日ファンなので、心情的には気持ちが判らないわけではないのですが)、こと暴力を働いた事に対しては、弁明の余地は無いと思います。厳罰を受けて当然と思います。今後、復帰に対しては、二度とこのような暴力行為をしないと云う、誓約づきで現場に戻すべきだと考えます。



プロ野球には、暴力の争い入りません。

技による、争いをすべきです。

プロたるもの、幾ら死球を受けても、

心では怒鳴りたくなる気持ちになりつつ、

黙々とファーストベースへ走ってゆくべきだと思います。

松井や、イチローを見て頂きたい、

一流の選手たるもの、簡単には激怒しないですよね!?