中日のファンならば、昨日(９月１日)の阪神戦の負け方が気になるところだ。前日、ウッズの満塁ホームランで、一気に首位を奪還する勢いがついたかと思えば、次の試合では、勝つどころか僅か４安打散発の完敗です。一気に抜き去らねばならないところで、勢いがつかない今年の首位攻防戦を見ていると、どうも雲行きが怪しい。
８月にも、逆転首位を奪うチャンスが在ったのですが、その時も、３連戦で初戦を勝ちながらの連敗で阪神に勝ち越されています。
今回も、雨で流れた初戦で、３点差をひっくり返しての逆転勝利だったのですが、考えて見れば、次の敗戦を予告するような試合の流れでは在ったと思います。
ウッズの満塁弾と福留のホームランなど８点を取ってから、中盤以降はぴたりと継投の投手陣に押さえ込まれて得点ゼロのみならず、僅か２安打散発に抑えられ、勝ちはしたが、後半は阪神の方が試合を押していた流れになっていた。
案の定、次の試合では、山本が、ここと言うときに、今岡からダブルホームランを打たれた。此れでは完敗です。おまけにヒット４本のお湿り打線では、到底勝つこと出来ない。
来週、叉阪神との直接対決が待っているが、幾ら他球団に勝てても、阪神戦で相手をねじ伏せる事が出来なければ、優勝は無理です。
阪神との首位争いは、未だ続くことになるが、一気に追い抜けなかった中日の不甲斐無さが悔やまれる今回の首位攻防戦でした。
消化試合数が、中日の方が少ないので、一概にどちらが有利なのかは断定できないが、今回の１勝１敗は、どちらかと言えば、中日には痛い試合結果だと思う。２連勝しておけば、当然、そのまま首位を独走する可能性はあったのだから・・・
まあ、気を取りなおして、今後の９月の終盤に、勝敗が持ち越されたという事で、此れからのセリーグ首位攻防を見守ってゆきたい。
＜勝敗のポイント＞として、
１・先発投手の出来具合はどちらが安定するか？
２・押さえ投手人の崩れが、どちらのチームに出るのか？
３・スーパーヒーローは、誰なのか？(今回、ウッズより、今岡が光っている)
４・最後に、首位攻防までの取り溢し(他球団との試合で)がどちらが多いか？
以上、この４項目の総合成績により、今シーズンのセリーグ優勝が左右されると思います。
敢えて、現在的は評価をすれば、６：４で、少し阪神有利、と分析せざるを得ません。・・・阪神の威力は、恐るべし。(中日ファンとしては、残念ですが)
でも、あの甲子園のファンの騒音、何となならんの？
