WBC(国・地域別対抗戦)がまもなく始まるが・・・

3月3日に国・地域別対抗戦がいよいよ始まる。さんざん有名選手の参加をめぐって揉めたが、元々オリンピックなどとは少し趣が違う。4月からの公式戦から切り離して、世界対抗戦を組むことが狙いだった。

記念すべき第1回大会になるが、今後どんどん盛り上がりがあれば、次は叉もっと多くのプロ選手の参加も実現することでしょう。

サッカー・ワールドカップで、あれだけ大騒ぎしているんだから、野球ならばもっと人気の国際大会となることは充分期待できる。



今回、日本でも松井が参加をしなかった。アメリカでも、多くのプロ選手が参加をしていない。彼らは、自分達が属しているチームの動き、予定からして、WBCに参加する意義を見出せなかったからだけではなく、それぞれが属するチームへの忠誠心から3月と云う時期での参加を断念したのではないか?

彼らは、プロの野球選手であり、高額の年収を得ている限りチームへの配慮は人一倍大きな物があるだろう。少しでも、チームに迷惑をかける日程がある限り、今後もWBCへの参加は難しいかも知れない。

イチロー選手のように、自らの考え方が参加という形ではっきりしている場合は、自らが属するチームとの話し合いも可能だし年俸等の調整を含めたオーナーとの話し合いも可能だと考えられる。

ファンとしては、イチロー選手のように、WBCの大会に率先して参加することを表明する行き方に共鳴する。しかし、一方では、松井選手のように、チームへの忠誠という形で、公式戦でのチーム優勝に全面的な目標を置いている気持ちも充分理解できる。

いわば、二人のあり方の違いは、スポーツ選手としての生き方の違いもあるのかもしれない。イチロー選手は、日本の代表として、WBCを戦うことに大きな意義を見出しているが、松井の場合は、それよりも、ヤンキースの優勝に全ての標準を合わせている。チームの優勝のためには、個人プレーは出来るだけ慎みたいと云う思いがあるのかもしれない。



WBCの大会で、はたして日本チームはどういう戦いをしてくれるのか楽しみであるが、やがては、もっとレベルの高い、国別対抗戦になる事を楽しみにしたいと思う。