苦しんでいるイチロー?でも、きっと5月には上昇する!

4月22日現在、イチローの打率は2割4部台と低迷している。WBCの大会以来、休み無しで強行日程が続いている事にも原因しているだろうが、一番悩んでいるのは他ならぬ本人であろう。

之だけ落ち込んだ状態は、ここ5年の大リーグを通じて、おそらく無かったことかもしれないが、しかし、今まででもスランプはあった。

去年も、夏以降の低迷のため、首位打者はおろか、打率部門の上位にも食い込めなかった。200本安打は去年も達成したが、不本意な一年と言えるかも知れない。

一昨年が、年間最高安打数を記録して、良すぎたのかもしれないが、之だけの選手になると、普通の記録では驚かなくなってしまう。



今年も、WBCで大活躍をして、優勝した日本チームをリーダーとして引っ張り、それからペナントレースに臨んでいるのだから、例年よりも少しばかり疲れが早く出ても何の不思議も無い。勝負は之から。 5月にかけて、打率の追い上げ体制が整ってゆくだろう。今年からマリナーズに加入した城島選手が良い刺激になり、スピードあふれるプレーが続けば、当然打率も上がるはず。



ただ、残念なのは、マリナーズが低迷している事。

やはり、チームが勝ち進んでゆかないと、選手の試合にかけるトーンは落ちてしまう。優勝に絡むような試合がどんどん展開されれば、それだけ良いゲームとプレーが出て来る筈だからだ。・・・だから、イチローの成績アップにはチームの成績アップも伴う必要がある。

それから、元々怪我の少ない選手だが、大きな怪我をしないこと。之も、今後の好成績を残すために絶対に必要な条件となる。

大リーグに活躍する日本選手が増えたが、やはりその選手の中でも筆頭がイチロー選手だと思う。快速を飛ばした出塁と走塁、ライトでの大飛球を追う美技、本塁への生還を阻止する矢のような返球・・・こういった一つ一つのプレーが絵になる選手だ。今後も、どんなプレーを見せてくれるのか?注目してゆきたいと思います。