本当の強さとは?

今夜(9日)の夜、「しゃべらナイト」で面白い話がされていた。・・・登場していたのは、格闘家の須藤元気さん。・・・話はー



彼は格闘技を練習し強くなりたいという思いで強い男にのし上がって行った。その頃は、「肩肘を張って町を練り歩いていた」という。

しかし、あるとき、彼は気づいてゆく。

肩肘張って町を練り歩く自分は、実は弱さに反発していただけなのだと。

それから、彼は、無理に強がる生き方、勝負の遣り方を改めるようになったという。

そして、米同時多発テロが勃発したとき、「自分のしている格闘技はこの世界の暴力的な傾向に油を注いでいるのではないか」と考え、本気で格闘技を止めようと思ったという。



須藤元気のような男は、格闘家としては異色の人物であるが、説得力がある人物像をかもちだしている。



戦う格闘家や、ボクシングなどのプロ選手といえば、花形選手であれば多少の大法螺を吹いても許されるような風潮があり、目立つためには多少の大風呂敷を広げたくなるものと思われる。・・・しかし、須藤選手は、こうしたありきたりの「ええカッコしい」とは一味違う精神を持っているようです。



最近のプロ格闘技の選手に欠けている、精神的な奥深さをもっともっと我々も注目してゆかねばいけないと思うんです。



私個人としては、プロレスの野蛮な殴り合いが大嫌いです。