Vウィリアムスの俊敏な動きが世界を制す。

ウィンブルドン女子テニスは、Vウィリアムスが優勝した。…当初苦戦が予想され、シードランクも23位と低かった。しかし、試合を勝ち上がるごとに、しり上がりに調子が上向き、決勝では、対戦者のMバルトリを圧倒する勝ち方だった。…すばらしい、フィジカル面での俊敏さが目立つ試合だった。これで、ウィンブルドン4勝目の偉業を達成したウィリアムスだが、ここに来るまでは順調な過程ではなかった。3度も頂点にあがったテニスのスターであるが、調子が落ち込み、試合に勝てないこともある。今回、コーチの指導のもと、再びあの運動量豊富な俊敏さが甦ったことは、彼女の努力のたまものではあるが、努力すれば誰でもウィンブルドンで優勝できるわけでもない。やはり、天性の王者にふさわしい素質があったというべきでしょう。

彼女の185センチ?すらりとした長身が、テニスボールに食らいついてコートを走りまくる姿は、スポーツ選手というよりも、野生の生き物のように見えることがある。レシーブするために、どんなタイミングでもスピードを加速させてボールを追うことが出来るし、幾度も彼女のスーパーショットが相手コートの突き刺さる場面を見た。
打合いになり、ラリーが10回、20回と続いても、彼女は絶対に諦めずに打ち返そうとする…このウィリアムスの動きが、見ていてすごく感動させる。試合を見る者を唸らせるような、そうした動きが、何度も繰り返されるうちに、次第に試合は彼女のペースに変わっていく。



先週、ウィリアムスの試合は、夜ずっと放映されていたので、テニス漬けになっていましたが、体や首は、こってくるのですが、見れば見るほど、奥のある試合展開に興味は尽きない毎日でした。…おかげで、ホームページの更新はお留守になることが多かったのですが、こんなにテニスを連続してテニスの試合を観ていたのは今までになかった。プロ野球も面白いが、テニスの面白さを知ったこの1週間でした。最後に、杉山さんのペアチームも、決勝進出とのこと。…この試合も、ぜひ見てみたいし、応援したいですね。ダブルスでは、杉山さんは、やはり世界的なプレーヤーなんですね。…今夜は、男子の決勝。挑戦者のナダルが、果たしてフェデラーを破ることが出来るのかどうか?この試合も見逃せませんね。