環境問題を考えよう。…テレビ番組から示唆されるもの。

BSテレビで環境問題に関する特集をやってましたね。
興味深い話題と議論がなされておりましたが、日本の現状を悲観する材料が沢山あることはわざわざここで私が紹介するまでもないと思います。
CO2削減に関する京都議定書の取り決めと目標が、肝心の日本が守れないことはどう考えても情けないことです。


政府は、このテーマに関しては一番責任を持つのですが、主体的な取り組みとしては後ろ向きであると言われてもしようがない姿勢です。
何時も米国の態度に媚をかいている、没主体的な姿勢がいろんな人から指摘されても、現在の政府は一向に態度を改めようとはしない。
この点、ヨーロッパ諸国の取り組みには学ぶべきものが多い。事実、数値的にも成果を上げている。


・・・こんな日本の姿勢に、海外からは厳しい非難が寄せられていることは承知のことです。
何とかそういうあり方を変更させるためのアクションを、おそらく今年も試みられることは間違いない。しかし、時は急がれている。・・・残されている時間は、そんなに多く残されている訳ではない。
地球温暖化の速度は、今後50年もすれば加速度的に進むことは、全ての専門家が危惧している。

・・・何かを根本的に変えていかねば、現在の危機的な流れを変えることが出来ない事をもっと多くの人が自覚する必要がある。

・・・ひょっとすれば、もう遅いかもしれない。


今の時点で、やらなければならないことを、はっきりと自覚している人が、一体どれだけいるのか?


温暖化がどんどん進み、その影響の為に失われ、破壊されていく自然がある。


キーポイントは二つある。
一つは、時代を切り開く政策をどれだけ間違いなく時の政府が実行することが出来るのかどうか?


もう一つは自分が実行できる可能性をどれだけ企画し、実行できるのかどうか?
この二つのポイントにおいて、実現可能なことを進めていかねばならないと思う。


つまり、一人で出来ることは、どんどん自分の発案で企画し、実現していけば良い。・・・こうした個人的な側面も非常に大切なこととなる。
これは人の生き方を決めていくものだ。


しかし、どうしても社会全体として実現しなければならないことがある。
これが社会事業、政治政策として実行されなければならないことです。


世界の環境先進国に学び、日本で可能なことを進めてゆきたいものです。
この為には、原子力に頼る、現在の日本の政策は非常に危険なものです。
また、石油に依存する現在のエネルギー政策は根本的に切り替えていかねばならないでしょう。
CO2削減についても、それを本気で実現できるけん引力を、政治は企業に対してリードすべきでしょう。


今日の番組のような番組を、もっと多くの人に見てもらう必要があり、こうした議論を深める必要性を感じます。