芽を地上に突き出すエネルギーを知る。

no-mu2008-05-05


ここ何年か、自分で朝顔を育てて鑑賞することで、いろんなことを学ばせてもらっている。・・・そんなこと、知らんかったん?と思われるような事でも、人に教えてもらったり、本に書かれていた内容を読んで知ることとはまた一味違う感動を、朝顔を鑑賞することから学んでいます。

今朝の2枚の朝顔の芽の写真を見て下さい。

土から伸び出でた朝顔の芽が、土を突きぬけるように伸びているのです。
これは感動ものです。普通、柔らかい植物の芽が土を蹴って頭を出す現象がどういう形で行われているのか?あまり気になることもないでしょうが、よくよく観察をしてみると凄いエネルギーが働いて引力に逆らって太陽の方向へ眼が伸びていることが判ります。
植物は、おそらく夜間の間にも活動をしているのです。水と空気と太陽があり適切な温度が保たれていれば、地中に埋められた種から生命活動が始まり芽が伸びていくのです。
何センチもの地中の成長(それにも数時間かかるでしょうが)から始めて地上に出て太陽の光を得た植物の芽は、ちょっと泥だらけの顔をしているのですがその伸びゆく力は大変なものです。思わず「今日は新しい朝顔の芽さん!」と声をかけたくなる気になります。

朝顔に限ることではなく、おそらくどんな植物においても芽が出て地上に顔を出しさらに伸びていく瞬間は力強い姿をしていることと想像します。そうした瞬間を逃さず観察することにより、改めて植物の成長の秘密を少し垣間見ることが出来るような気がします。

まだまだ花を咲かせるような姿にはなっていませんが、朝顔を育てることの中にはこうした目を出す瞬間を見る楽しみがあることを知りました。