100人の被爆者を乗せたピースボート

no-mu2008-09-14



先日、新聞記事に第63回ピースボートが出港した記事が載っていました。
今回の特色は、何と被爆者を100人近く乗せて世界へ被爆の語りをすることがメーンとなっているという。
高齢になっている被爆者の方々が、よくぞこれだけ集まったことと、被爆体験を聞く耳のある人たちに老いてもまだ届けていきたいという信念が慮れ、この企画の成功を祈りたいと思う。

本当は、私もその船に乗りたい!という気持ちはあったのですが、今の職を休職することは難しく、やめることも躊躇される・・・それで、結局心情的な応援にとどまらざるを得ない。
それぞれ責任ある仕事に就いている人たちが、約3ヵ月間仕事をほったらかして船旅をする・・・それは大変難しい選択肢です。
でも、中には一大決心をして、仕事のことは二の次でこの船に乗り込んでいる人もきっといるでしょう。その人たちの行動には惜しみなく賛辞の拍手を送りたいが、しかし、なかなか踏み切れないものです。

日本人の仕事根性として、どうしても現在抱えている仕事の枠から抜けられない発想というものがあるようにも思えます。
もちろんその仕事の社会的責任はあるのですが、自分でなければその仕事は立ち行くことは出来ないという考え方はどうなのでしょう?
むしろ普段から、自分が居なくても回っていくような業務の引き継ぎも含めた体制作りをしておくべきだと思えるのです。自分がやっていかねばならないと思うところまでは良いのですが、他の人で後退出来ない仕事の流れを作ってしまっているのも自分だと思う。
もともと、人はあすどうなるのか分からないものです。ましてや起こってはならないけれど大震災などの自然災害が発生する可能性もある。さすれば、そうした危機管理を含めた対策をきちんと作っておくことは大切なことですが軽んじられていると思う。

思い切って、今までの仕事を横において、自分と社会の在り方、人生というものを客観視する。そして新しい友人を作り、知らない国々の人と交流する機会は、めったに手にすることは 出来ないでしょう。だからこそ、こうした企画に思い切って乗ってみる生き方も素晴らしいと思える。

103日間の長旅となる航海です。もちろん健康管理のための医療関係者も同船されていることでしょうが、誰一人健康を崩されることなく年末に日本に帰ってこられることを念じております。きっと思い出深い旅になることでしょう。

さて、好天の秋が続いているのですが、我が家の朝顔さんたちも元気に花を咲かせていますよ。


珍しく、3匹のバッタの親子が乗り重なってお目見えしています。これは珍しい光景です。
ちょうどカメが背中に乗るように、バッタも大きいものの上に小さなものが乗る。仲良しなんでしょうね。

まるで花火のように、そこかしこに咲いている朝顔たち、
ドンパち音はしませんが、賑やかでしょう?

これは、昨日の夕焼けを、ちょっとズームで撮ってみました。
淡い赤みが山の向こうに染まっていて、きれいですね。
争いごとのない、誰もが平和に夕日を眺められる世の中になってほしいな・・・