大阪は犯罪オンパレードの街それともお笑いの街?

no-mu2008-11-19

最近物騒な事件が大阪で続いている。
ご存知、ひき逃げ殺人事故が相次いて起こっていることが報道されている。
車というものは人間が運転をするから、誤って事故を起こすことはありうるだろうとだれしも理解が出来るが、万が一事故を起こしたとして、人を殺傷して尚引きづり続ける?こんな最悪の事件が相次いで起こっている。
こうした事件に絡んでいるのは、お酒です。・・・事故を起こした犯人が、飲酒運転がばれるのを恐れて怪我をした人を放置し、挙句の果ては被害者を引きづって逃走を続けている事件になっている。逮捕された事件もあるが、ほとんどのひき逃げ犯は未逮捕のままだという。

ひき逃げが、ここ5年間全国1の発生率だということを新聞で読んだ。年間2千数百件発生しており、その過半数が検挙されてはいない。1日に7件ほどの割合で発生している計算となるが、それ以外の犯罪においても大阪は全国のトップレベルに数えられる。ひったくりについても、大阪はここ10年ほどひたすら全国1の発生件数を数えており、お年寄りなどが心ない被害に遭う事件が相次いで発生している。先日も、自分の事業所で担当している要支援の高齢女性が真昼間にひったくりに遭い、押し倒されて現金入りのバッグが奪われ被害者は腰や手首を骨折した事件が現実に起こった。被害者は、一人住まいをされていたがこの事件で今後一人住まいを続けるのが非常に難しい立場に立たされることとなり、ささやかなお年寄りの生活費まで非情なやり方で奪い去る犯行の手口は到底普通の常識では考えられない犯人像が推察される。

大阪は、東京に次いで日本で2番目の大都市であり、大阪にはあらゆる種類の業種と事業を展開する企業が散在し、府下全域に住宅地が広がっている。
都会としての競争は良い意味では新しいサービスや文化をどんどん広め、遊びについてもUSJテーマパークをはじめ多種の娯楽施設もあまた存在する。こうした都市社会においては、お金を持っている人たちにとっては何でも思うものが手に入れられる社会であり、貪欲な欲望を満足させられる街だと言えよう。しかし、一方では失業や、事業の失敗からまともな生活が成り立たず生活保護を受ける世帯が、これまた日本1だという。下町のある区を例にとると、生活保護と受ける人たちの割合が飛びぬけて比率が多く、その区役所には数十人の生活保護担当係が普通の区の倍以上の要保護対象者を抱えて保護支援業務を行っているという。一人で400人余りを担当されているから、いちいち顔や名前を覚えることも出来ず、月末や月初めになると保護の窓口は保護費受け取りの人たちで一杯になるという。
こうして、大阪は社会の生存競争から弾き飛ばされた人たちが肩を寄せ合って暮らしている街でもあり、ストレスをため込み社会への逆恨みを持つ人々が勢い犯罪を繰り返すことにもつながっている。
また、十代二十代の若者たちの中から反社会的な階層が生み出され、定職にも就かずに親の脛をかじり、金に困った悪事を働く・・・そうした暴走する若者たちも多数再生産されている。彼らは教育面でのエリートコースから締め出され、まともな会社への就職が断たれて定職を持たないものが大多数であり、まじめに仕事をして生活をする希望を見失ってしまっている。
夢や希望を持てない若者たちが、遊ぶ金欲しさにてっとりばやい犯罪行為に手を染めてしまうと、その味に溺れて次第にどっぷりと犯罪行為を繰り返す生活を続けてしまう。

大阪には、東京にないお笑いや飾らない気やすい人付き合いがあると昔から言われてきた。
こうした浪速の庶民文化は確かに今でも生きづいていているはずだが、一方では人々を住みにくくしている暗い闇も併せ持っている街だと言えよう。
決して安心できる街であるとは思えないが、そうかと言って何の魅力もない血の気が全くない灰色の街であるという表現も一面的すぎるように思う。

私は近郊の県から大阪に努めに毎日出て仕事がすんだら通勤電車に乗り家路についている。・・・こういう生活だから、あまり遅くまで飲み歩く余裕はない。(一昔前は、金もないのによく悪友たちと飲み歩いた時期もあったが・・・)
これから年の瀬に向かう時期、いくらお酒を飲んでも、隙を見せない警戒心だけは常に持って暮らしていかねばと思う。女性の方がより狙われやすいとはいえ、自転車に乗って仕事に出る仕事柄ひったくりなどの被害に遭う可能性は十分にある。常に警戒心を忘れず、気持ちの上での緊張感をもって行動していきたいと気を引き締める毎日です。
先日、京都のある特養に義理の母の面会に行ったとき屋上ガーデンできれいに咲いていた花です。

今年の朝顔の種が、こんなにてんこもりで取れましたよ!

この樹を見ていると、木の英気が降りてきて心を洗ってくれるのです!

色鮮やかに木々の紅葉が感じられますね。