仕事に対するとらえ方。

no-mu2009-02-19

仕事とは、人が生きるために毎日の生業としている業務のことです。
製造的な仕事もあれば、無定型の造形を伴わない音楽関係の様な仕事もある。いろんな種類の仕事があるとしても、その仕事のために費やす時間が伴う。
一定の時間の中で仕事をするとして、その効率や方法論が必要となる。形や形式、仕事に伴ういろんな方法が生み出される。

今日考えてみたいことは、実務と計画についてです。
たとえば、一月の業務予定の中で、必ず業務そのものの検討と方法の練り直しがあるはずです。それがなければ繰り返しの中でマンネリが発生するから、期待された効果が生み出されなくなる前に、計画そのものを予定変更して修正する・・・そうした作業が伴うことにより、より高い業務効果が生み出されることになる。
一般的にモニタリングと言われる作業はこれに当たる。
どんな業種であっても、このモニタリングを適切に行うことにより、可能な最良の仕事の進め方が見えてくるはずですが、実際の見直しの中では必ずしも全ての問題で正しい回答が引き出せるとは限らない。むしろ、答えがないことの方が多いかもしれない。

ここで一つの仕事法則が見えてきた。ある一定の間隔を置いて、立ち止まり点検する時間を必ず取り入れる。このことは無駄ではない。逆に立ち止まらずに走り続けるだけの業務には、必ず大きな失敗・誤解・トラブルを生み出すことになる。検討して答えが見つからなかったとしても、まるで地雷を避けるようなポイントは見えてくるはずではないか?そうならば、この検討がより注意力を高めることに役立ち、次の問題処理に貢献することとなる。

自分の仕事に当てはめてみると、ケアマネ業務は月サイクルで仕事を行っているが、業務が 建て込んでくると、とにかく目の前の仕事を消化することに気持ちが奪われて、思考する時間を持てなくなるもの。
だから、必ず時間単位を自分なりに設定して、その区切りにふさわしい「考える時間」を作ることが望ましい。
たとえば、1日1回10分くらいの振り返りのための時間を作り、自分が行っている仕事を客観的に見直す時間を作り、それをノートにする。
また、週ごとの振り返り日(週初めか週末が望ましい)を作って、30分くらいの見直し時間を作りノートにする。
最後に、月ごとに日にちを決めて、(月初めまたは月末が望ましい)その月の振り返り時間を作る。そしてそれもノートに記す。
・・・こうして書き留めていけば、半年、一年と自分がどういう振り返りをしてきたかの考え方や発想が見える形で残されることとなり、いつでもそれを確認することが可能となる。
*注意点として、この見直しのこつは具体的な物事にではなく、どうそれを解決しようと考えたのか?という解決方法の方法論に関心を持ち焦点を当てるようにすること。特に、個人情報等の問題とも絡むので、記入に関しては個人情報についてはなるべく記号として記入する。この原則を守る。
こうして、単に仕事を何年何十年 こなしてきたとと言うことでは残らない自分の考え方というものが、ちゃんと保存されるボックスが作られていくこととなる。

以上、仕事力のモニタリング方法を蓄積する中で、具体的な仕事そのものの進め方に対する人間の知恵が何らかの形で書き留めることが出来るのではないか?と思う。

今日から一年、この方法を試してみます。
さて、どういう効果が生まれるのか?また1年後に発表できれば幸いです。

ちなみに、自分は今日1日、あえて外出などを控え、事務仕事に専念しました。・・・今まで貯めていた、その内やろうという事務仕事や考えなければならない懸案を少し処理して整理することが出来、とても有意義な1日を送ることが出来ました。
この日のために、昨日は外回り中心に動く。記録をする間もない忙しい1日でしたが、そのお陰で今日はとても有意義な1日を送れた。
どれくらいの事務仕事と外回りを組み合わすのかは一概には言えませんが、いろいろ試してみればいいと思う。
要するに、大事なことは考える時間というもの無くしてしまっては良いケアプランは出来ないし、良いアセツメントは不可能だと言うことです。知識を多様して、様々な専門用語を使用すればそれで仕事が進められると思うのは大間違いだと思う。
人の心に対面し、生き方を尊重しながら進めていくケアマネジャーがどうすれば良い仕事が出来るのか?
決して一面的な審判的助言だけでは物事は進まないものです。利用者や家族と面談し、彼らの発想と意見を聞きつつ、適切なアドバイスを発信し続けることが求められるのです。
極めて、言葉の使い方というものに神経を使い、きめの細かい配慮が求められる仕事です。
だからこそ、丁寧に仕事をすべきであろうし、がむしゃらに担当数を増やして収益アップを図ることに心を奪われていると、肝心の仕事の中身が薄められトラブル等がどんどん発生する結果を生み出してしまうことにつながる。

ケアマネジャーの仕事、これが本当の意味で機能するためには、有効な”立ち止まり作業”を行うことにより継続が可能になると考えています。

和歌山の海岸で朝犬と走っている元気な地元の子供さんです。

晴れた日だったので、海岸線が曲がりくねって広がっている様がよく見えていました。

34回目のウエディングアニバーサリー?なので、みんなでケーキを食べました。まるで私たち夫婦のようにあまーい味?でした。