60にして、自分の進路を日々考えております。

素直に、今考えていることを書いてみたい。
・・・表題のように、還暦の年齢となり自分の今後を嫌でも考える時期に至りました。定年が延びている企業もあるでしょうが、私の職場は60歳で定年です。
今後の生き方をしっかり考え、どういう生き方がしたいのか?自分なりに考え悩みました。
どんな生き方が可能なのか?考えても見ました。

その結果、自分は自分らしく生きたい!と強く確信し、まず現職を延長する方法を切ろうと考えました。算盤でいえば、いったん「ご破算に願いましては…」と云うことです。

私は、福祉の業界に転職しもう17年を数えようとしています。ケアマネを始めてから10年がたちます。
その間、ずっと民間企業で仕事をさせていただき、いやでもその裏表を見てきたのです。
もちろん、どんな企業にもそれはあるものでしょうが、福祉後云う業界で大手を振って「利益確保」が叫ばれ、最大の目標として担わされることに嫌悪を感じるようになりました。もちろん、割り切ってそうした仕事もしてきましたが、本質的にはそうした目標は間違っていると思っています。

福祉の本当の目標は、文字通り”公共の福利”であり、1企業や個人がその利益を占有することとは一線を異にすると考えます。
このことの認識が肝心であり、目的を間違えば行き着く現実的な目標も違ってくると考えます。

私は、まだしばらくは仕事をして社会にそれなりの社会貢献をする時間があると信じています。(幸い、自分の体力も健康を得て元気に活躍させて頂いています)
人間、一人では大それた仕事が出来るとは考えていませんが、自分の専門職としての経験を生かして何らかの社会的役割を担うことは可能だと確信しています。
もし、何人かの人達が手を携えて理想を持って仕事を進めるならば、目的とする効果を得ることが出来ると思うのです。

こうして考えていく過程で、既存にはない事業を作ってはどうか?と考えるようになりました。

介護の世界では、株式会社や有限会社ではない、NPOという方法でも事業設立がされています。すでに、こうした事業展開は様々な形で始まっているということです。
ですから、自分もそうした事業を展開する根拠ははっきりしており、問題はどうそれを具体化するのか?にかかっています。

今自分は、いろんなことを準備しなければならないことと、いろんな人の知恵を借りることにも精力を注がなければならないと考えております。
自分一人では、力も弱く効果も薄いと自覚しているからです。その意味では今後どれだけの協力者や仲間と出会うか?にかかっているのですが、一方ではいつまでにやるのか?という時期の問題があると考えています。

出来れば来年4月を切り替え時期として、新しい事業展開が出来ればと思いますが、どう考えても4月からの開始には無理がありそうです。そうなれば、最初は一人であっても事業を始めていくことも必要ではないか?
このようにも考えます。

ですから、出来るだけ早い時期に、NPOの形で、事業を開始することを目標に現在準備中です。

まだまだ、悩み多き課題ですがまた進展があればご報告したいです。

団塊の世代で多くの人たちが自分と同じように退職から次のステップを歩まれていることでしょう。
私たちに残されている時間は、そんなに多くのものではないでしょうが、どうその時間を使うのか?各自の自由であり大切なテーマであるはずです。人生における終盤での計画をしっかり立てることの大切さは、いうまでもありません。
どういう形になるのであれ、自分が納得できる方法で 社会貢献をしていきたいと願います。また、文化的趣向で好きなことを楽しみたいとも考えています。
人それぞれ、いろんな楽しみ方があっても良いと思います。
この日本の社会が、どんな人にとっても、生きていて良かったと思えるような社会になれるよう、そうした在り方に近づける協力を惜しまないつもりです。

この写真は、いつのものか?想像できますか?
…そうです、季節は5月末です。
この花が咲き終わると、次は朝顔が咲きだすようになります。
また、太陽光線の明るさがやはり違います。初夏を思わせるような明るさが漂っていますね?