どこまでも、自分の在り方を見直していきたい。

福祉の仕事をしていて、いろんな難問に直面して答えを見つけなければならない時にマニアル通りに進めていけば自ずと答えが出ることが少ない事に気がつく。
つまり、筋書き通りの支援では納まりがつかない事の方が多い。
こんな時、一人で問題に立ち向かわなければならない時が長引けば、だんだんそのまま前進が出来ない事がある。
こうした場面で、誰かそばに相談が出来る人がいれば良いけれど、信頼のおける人がいない場合皆はどうしてますか?
もちろん保険者に対応を問い合わせたり、最寄りの事業所や包括支援センターに声かけをすることは可能ですが、それでも答えがもらえない事がある。こんなことってしばしばありませんか?

ケアマネジメントでは、そうした混とんとした支援における不完全燃焼と不安の増大、トラブルの持続的な増幅に対する対応方法として、スーパーバイズされることの必要性を教えられています。

「この人に話せば、とにかく話を聞いて適切なアドバイスがもらえる」・・・こうした人物が手の届くところにおられたら、おそらくは事態が深刻に悪化するまでには解決への切り替えしが可能でしょう。
しかし、現実の中ではこうした適切なスーパーバイザーになってくれる人はいない。
そこで、思うのですが来たる新しい年は、是非自分をスーパーバイズしてくれる人を見つけたい。
そして、困った時だけの相談じゃなく、定期的に自分の立ち位置を一緒に考えてくれる人を確保しておきたいな?と考えます。(すみません、これって贅沢な気持ちかもしれませんが、これは欠かせないと感じます)
特にケアマネジャーのような専門職としての悩みにきちんと対応して頂ける方を。

自分が日々スーパーバイズしていけることにより、今度は近くにいる仲間や地域の専門職に対してもスーパーバイザーとして役に立つことも可能となるのですから、これは突き詰めると相談支援職の質を高める為にはなくてはならない関係づくりでもあると思うのです。
こうした、「ケアマネジメントの質づくり」は人的相談支援業務を確立していく上では絶対必要とされる体制作りだと思う。

本当の意味で人のことが考えられ、人に役立つ支援をしていく為には独り善がりな対応ではだれも付いて来なくなります。人が離れていけば当然孤立してしまいます。これではどんなに自分が間違ったことをしていないと叫んでも人的な関係は良くなるわけがないでしょう。

自分がこうしてブログ等で意見を述べたりするのは、何の為でしょう。一つには自分の考えや感性を筋道立てて述べることもありますが、もうひとつ大事なことは人から自分を見て頂いて意見を頂くことが出来るからです。自分とは別の目と感性で評価をして頂くことにより、今一度自分の在り方を見直すことが出来るわけです。
・・・自分と同じような趣味を持ったり、何を話しても受け入れてくれる懐の深い人だけではなく(もちろんそうした方も貴重な仲間ですが)どんどん批判や忠告をしてくれる人も自分にとっては大切な人です。手厳しい指摘をしてくれる人には、どうしても気持ちの方がひいてしまうこともありますが、それでもそうした意見を、わざわざ自分の方に投げかけてくれている人なんだから大切にしなければならないのです。

来年は、ブログでも仕事の中でも、自分に対して声を返してくれる人をどこまでも大切にするスタンスをより大切にしていきたいです。
時には、お叱りの声も大歓迎!
僕って、結構好き勝手に発言して誤ったことも発信している。気がつけば修正をするけど、人に指摘してもらわなければずっと気がつかないことだってあるし…

勝手なことを、どんどん書いていきますが、いつでも皆さんのお越しを歓迎いたしまーす。
この1年、有難う。

さて、今年のブログの最後を飾る写真は以下の2枚です。
いずれも暑い夏の時期に撮ったものですが、季節違いの年末に見ると改めて夏が恋しくなりますね。
早く来ないかな、アサガオの弦がいっぱい伸びて沢山の花が早朝からにぎやかに咲いている季節が。