何と 主人公は私でした。

昨日、月末の業務に追われ、思いもかけぬトラブルの面談にも奔走し、あっという間に夕方の終業時刻眼前となりました。
・・・その日は、業務終了時過ぎから職場を借りて送別会が企画されていました。
そ、そ、そうなんです。
主人公となるのは、私なんです。
・・・退職日は3月末ですが、有給休暇などを消化するため、実際の出勤は僅かです。このため、29日に職場の仲間が企画してくれました。

 約17人の(登録ヘルパー・常勤スタッフ)が集まってくれました。
皆で飲みもので乾杯し、心づくしの会食が始まりました。
・・・大阪の元気な女性達(なにせ、男性は私だけですから)が一堂にこれだけ集まれば、そりゃー賑やか姦しい!
まるで、新年の宴会のように盛り上がりましたが、やがて輪番でのスピーチが行われ、皆から暖かいメッセージを頂く。
私は、こんなスピーチをしていました。

「この職場で7年間ケアマネをさせて頂き、どれだけのお年寄りとあってきたのか?調べてみました。
すると、何と担当利用者で既に死亡や保留施設入所などで既にサービスを使われなくなった利用者が91人おられる事が分かりました。この他にも担当が代わって現在は別のケアマネさん担当となっている利用者を含めれば、おそらくは100人を超えるでしょう。それから現在担当している方が2十数人、すべて含めると130人くらいになります。

これだけの利用者さん一人一人の生活環境はそれぞれ異なり、価値観も生活ニーズも違います。一人として同一の生活条件ではない限りアセツメントを通じて個別の援助プランを作成します。
ケアマネジャーは、こうした支援計画を作り、進捗状況をモニタリングするなかで時にはプランを作り直し、新しくニーズを追加し、後退したり前進したりしなければなりません。
多くの失敗もしましたし、ご迷惑をかける事もありました。
こうした支援を通じて、ケアマネジャーは人間としても、専門職としても日々多くの経験を積ませていただき、一口では言えない学びを経験しました。これが一番大きな収穫であり、個人的な体験だけにしておいては勿体無いと思います。
私は、今後の活動の中で、こうした経験を生かしてより専門職として必要とされる活動をしていきたいと願います。」

大体このようなスピーチをしました。
皆さんがプレゼントのネクタイや花を下さり、最期に記念写真を取り、にぎやかな雰囲気で送別会は終了いたしましたが、まさか自分が主人公となってこうした退職の送り出しを受けるなんて思わなかったです。

60歳は、早すぎる区切りではあるんですが、次のステップに進む一つのギアの切り替えとして、一歩踏み出すことが出来た1日であったと実感しました。

空と雲と樹を組み合わせてみると・・・

この公園モニュメントが、冬空とよく合いますね?


普段、自分の住んで働いている街に、こんな空と樹がある事を忘れてしまっているような気がする。
いつでも、すぐに足が運べて酸素がいっぱいの美味しい空気が充満し、大きな空が望める公園がある事は、人間生活にとってはとっても大切なことです。とくに都会で暮らす者にとってはなくてはならない命をリフレッシュさせる空間何だと思います。

私は、疲れたらいつもこうした公園の近くに行き、空や木々を眺めてしばらく何も考えない時を過ごします。