親と子を体験し、生きていく。

かって私も、両親の子供として育てられ大人になった。

そして私も結婚して親となり、子供を育てた。男性の役割は、女性に比べて子供との関係は薄いかもしれないが、それでも曲がりなりにも役割をこなしてきたのだろうか?

今日、末っ子の大学院卒業式に参列し、親としての最後の送り出しの時間を共有した。早いもので、子供が育つのはあっという間のようにも思える。普通ならば、息子は自立して一人立ちをする時期ではあるが家にいる。・・・この時代環境、大学生が就職先を見つけるのも大変難しい。
まず、自分が何をしたいのかしっかり見定めて欲しい。それから、目標の為の準備をしっかり自分でやればいい。

一方、この3月末で、私の方は定年退職となり、新たな法人立ち上げて居宅介護支援の開業を準備している。
なれない経理面でのやりくりや、関係各所への届け出など、毎日があっという間に過ぎてしまう毎日です。
一人で出来る事はわずかであり、自分の力の無さを知りました。それと同時に、人との協力を気付く必要性を痛感し、これからやることが何なのかを知りました。

あと何年、仕事が続けられるのか?それは分かりませんが、1年1年を悔いのないように過ごしていきたい。
目指していくのは、地域にケアマネジャーの専門職自身によるセンター拠点を作ることです。
特定事業所加算を有効に取得して、居宅介護支援で成り立つ事業経営を確立していきたいと念じています。


満員の会場に、卒業生たちと父母たちがぎっしり集合しました。
皆で賛美歌も歌い、学長さんの温かい送別の言葉も聞きました。

夜の帳が下りて、あたりが暗くなってもまだ卒業生への学位記手渡しは続いていました。

学びの巣から巣立っていく若者たちは、いつかきっとまた学生時代に過ごした場所と空間を思い出す事があるのかな?

私の場合、そうした学生らしい思い出はあまり残ってはいません。・・・だって私たちの世代では大学では殆どバリケードで封鎖されていたわけですから。1年間くらいはまともに授業に出たり、ゼミで暮らすを共にしたりした思いではありますが、殆どあとは出ませんでした。
そうです、あの時代はそんな乾燥した時代でしたね?
もちろん、過ごし方は人によりそれぞれですし、別の見方もあって良いでしょうが・・・