ひとまわり大きく感じられた高遠さんの活動について。

今、職場にて記事を打ち込んでいます。
少し早めに食事をして、手短に昨日の高遠さんの講演会参加の感想を書いてみようと思う。
一昨年にも、大阪大学?のキャンパスで行われた後援会に行ってお話を聞いていますが、今日の講演では高遠さんのエネルギーが強く感じられた。
早口でどんどん内容に進んでいく話しっぷりが、たくましくも感じられ、スライド撮影時にも、彼女が体全体を使って伝えようとしている姿がしっかり聞く者の心に浸透して云ったように感じます。

「こんな良いお天気のお休みの日に、イラクでの米軍の残虐な行為を映像で見せなければならない」彼女の証言者としての責任に言及し、人間として、友人としてどうしても伝えたい事があることを指摘されていました。
最初から、こんな口調でイラクでの実情を伝える彼女の熱意に、参加者はかなり緊張されたかもしれません。
04年の武装勢力による拘束と劇的な開放を体験する中で、彼女は様々な自己責任論じゃから揶揄されそれまでの活動に対する批判にさらされた。
上手く自分では反論できない心の状態を体験する中で、数か月苦しまれた事をご存じのとおりです。
しかし、彼女の落ち込みはそんなに長引くことなく、すぐに活動再開に向かって行動されたと云う事です。もちろんそうした彼女の活動を後押ししたのは家族の理解もあったと思う。
しかし、何よりも彼女が本物の支援者としてイラクの友人たちとの架け橋足らんと行動を再開した事の中に、彼女の強さを感じます。
普通に黙して語らず、日本での平和な暮らしを選ぶことも出来たであろうと想像しますが、彼女はそうした安易な生き方を選ばなかった。
むしろより強く、自分が信じて行ってきたイラクの人たちとの絆を強める活動に自分の使命を強く感じて云ったのだと思う。
こうした使命感は、10年あまり前に彼女が最初にボランティア活動に身を投じたインドでの体験が繋がっていたとのことです。

詳細については、彼女のブログイラクホープダイヤリーを見て頂ければ
見るこっとが出来ます。
http://iraqhope.exblog.jp/
彼女は、今やイラクと日本をつなぐ民間ボランティアの中でも最も信頼おけるグループとしてその活動を継続している。
・・・信頼おけると云うのは、情報発信が必ず身近な友人や知人のネットワークから発信される情報を扱っている事、彼女自身も絶えず現地の状況を取材し確かめて事実を収集している事があげられます。
きっと彼女は、これからもイラクにこだわる情報発信をしてくれると思うし、そうした彼女の勇気ある支援に対して、心からの共感と支持を送り続けたいと思い増した。

私は、今まで彼女ほどこの7年余りでイラクの事を常に日本に伝え続け関わり続けた人物は、他にそんなに居ないのではないか?と感じます。
彼女と、一緒に活動し連帯する人達の運動に、今後も注目をしていきたいですね。


鹿ノ台公民館へ向かう途中のスナップです。
くもさんも、縄張りづくりに精を出しています。