大災害をさけることは難しいか?・・・被災された方々には、心からお悔やみ申し上げます。

昨日15時前に発生した三陸沖の地震は、測定市場日本で最大の地震であること、発生した津波は、かって経験したものの中で最大級の破壊力を持っていることが発表され、東北太平洋に隣接する街々を襲った。

この1日半、報道されている被害はどんどん拡大し、死傷者の数はうなぎのぼりに跳ね上がっている。
福島原発では、1号機付近で爆発が発生して、核物質や放射能の拡散被害が出るのではないか?と戦々恐々不安が煽られている。

津波の被害が甚大だが、地震で職場や自宅から避難した人たちが、まだそれぞれの自宅に戻れない状況が続いており、被災地救済が急がれる。

テレビの映像を見ていると、まるで映画の一場面の様に街や家々が流され車がつぶされ流されている光景が見える。
人々はどうやって逃げられたのか?どれだけの人達が逃げ遅れたのか?全貌が不明のままで、行方不明者が何万人もいる。

幸い関西地区では、今回の地震津波の影響は少なかった。
しかし、地震発生当時の揺れは、所謂長周期の横揺れをもたらし、高層ビルのエレベーターは自動停止した。このため狭いエレベーターに閉じ込められた人たちが出た。

・・・実は、私もその時港区の高層ビルエレベーターに乗り込んだ時であったので、5分間くらいだろうか?エレベーター内に閉じ込められた状態となった。一人で乗り込んだ直後だったので、一瞬地震だとは分かったがこれからどうなるのか動揺した。電気が消えて真っ暗になった。そのままでしばらく沈黙が続いたが、(自分が閉じ込められた可能性がある)ことを実感し、大きな恐怖心が湧きあがることを押しとめることが出来なかった。深呼吸をして、冷静になろうと自分で自分を落ち着かせた。
中長周期特有のゆっくりと横揺れが続き、エレベーターの長い筒がぎしぎしと音を流す。
「閉じ込められた可能性もある」ので、メールを打つためタイトルを打とうとしても、上手く打てない。集中できずに操作を中止し、落ち着こうともう一度深呼吸をする。・・・そうして長い沈黙が過ぎる。5分程度と感じたが、実は10分くらいだったかもしれない。・・・
操作盤の開くを押してみる。その時幸運にも扉は開かれ、外に出ることが出来た!
 閉じ込められた時間がどのくらいだったろうか?いや10分くらいだったのか?よく分からないが、驚いた。

・・・あとから新聞を見ると、大阪では、高層住宅のエレベーターが止まり、閉じ込められた人たちがたくさんいたことが分かる。
エレベーター内は安全かもしれないが、いったん閉じ込められてしまうとそこから簡単に出られない。
こうした体験は、被災地の悲惨な状況と比べると大騒ぎすることではないだろう。肉親が見つからず、負傷したりしてぎりぎりの状況で過ごしていることを考えれば、私たちの体験は微々たる体験かもしれない。

 通常では考えられないようなことが起こり、人間の命が簡単に奪われている。濁流の力は、人間を含めて家や建物を音も簡単に押しつぶしてしまうから、人間の理性は損なわれがちとなる。

改めて、地震大国日本の上に住んでいることを知らしめられた気がする。しかし、そこで止めるんじゃなしに、どうすれば良いのか?何を備えたらいいのか?について、しっかりと備え準備しておくことの大切さを思い知らされました。

危機管理は普段から。これは常に言われていることですが、確実に備えをしていくつもりです。

我が家では、今夜、緊急時の非常リュックサックを点検し、いつでも担ぎ出せるよう中身の点検をしました。

・・・さすがに昨夜は、寒気がして早く床につきました。精神的にも落ち着かなく頭の中が自身のことでいっぱいでした。

被災地では、精神的なケアーも大事だということがよく分かります。

皆さんの住まれている方は、大丈夫でしたか?