事業所内の資質向上について。お久しぶりのアップです。

ケアマネリングみなとは、居宅介護支援事業単独の事業所です。
従って、全員がケアマネジャーの資格を持ち、担当利用者を持って仕事をしている。(まだ4名しかいませんが・・・)週に一度は、スタッフが集合して研修とケース検討の時間を持っているが、その企画をどう組み立てるのか?という課題があります。
 今のところ、管理者である自分が毎月・毎週の研修課題から導いた研修資料を準備し、スタッフと一緒に研修をリードしている。しかし、その準備が大変です。自分で企画運営をやりだして、準備をする人の苦労というものを痛感します。
 一年間の毎月研修テーマは毎年度毎に作成し、それに沿って学んでいくのですが、具体的にどういう研修資料を用意するのか?については、まだ充分な研鑽体制が出来ていないので(本当はチームとして準備会を組織したいが)何せ4名という小世帯の事業所なので、一人で企画している状態なのです。
 以前に、中核になってほしいスタッフに声掛けして(その人は主任ケアマネも取っているので)チームで企画体制を作ろうとしたが長続きませんでした。その理由は、業務が先行して、事前の研修準備会議を行う余裕が無くなってしまったからです。
 きっと声掛けを再開すれば、無視はしないと思いますが、自分から参加しようとはしないので、何の為に主任ケアマネの資格を取られたのか?とも思う。個人としての意欲が支えになりますが、そうした企画作業を一緒にやろうという気持ちが見られないのです。恐らく、業務上の仕事で精いっぱいなのでしょう。研修に力を注ぐところまで行きつかないというのが正直な現状でしょう。

 限られた業務時間の中で、なおかつ担当利用者の訪問や通常業務をこなしながら、それに加えて研修資料を準備したり、研鑽課題を煮詰めたりすることは、生やさしいことではありません。・・・その意味では、彼がしり込みをして乗り気にならない気持ちも理解できます。
 しかし、特定事業所加算を取る独立型の事業所として、何が必要か?ということをどれほど自覚しているか?が問われることになる。
 厳しいことを言うことになりますが、現状の事業所のマネジメントレベルは、充分とは言えないと痛感します。モニタリングやアセスメントの記録についても、細かいところまで見てみると穴だらけのように感じます。
 現状で満足してしまえば、そこで成長が止まります。向上心を持って研修体制を維持してこそ、本当の意味で資質の向上へとつながっていくと思います。

 確かに最低限度の業務、「減算」にならない程度の仕事はされているとしても、それだけでは何の特徴も持っていないと言わざるを得ません。減点されなかったら良いのではなく、もう一段階も2段階もケアマネジメントを深めていきたい、そうした意気込みを持ち続けたい。また、スタッフにはそういう気持ちをしっかり抱く人となってほしい。
 ケアマネリング設立の目的は、地域にしがらみのない居宅介護事業所を定着させ、ケアマネジメントの質を向上させることにより、地域住民の皆さんに対する福祉増進に寄与する、という目的があります。
 自分たちの仕事について、さらに緻密で丁寧なケアマネジメントがどれだけ進められているのか?について、各自がもっと自覚できるような研修企画を進めていきたいと考えるのです。
 自分だけが、いくら鐘を鳴らして継承を打っても、事業所全員がそちらの方向に走り出さなければ、簡単には事業所の資質レベルは向上しない。

 何だか、愚痴になりそうなのでこの辺にしたいのですが、本当に自分がやっていきたい研修の内実からは、まだまだ現実は出来てないことが多いと実感します。・・・でも、だからといって後ろ向きにはならず、今後も前を向いて事業所を動かしていきたいと思う。
 
 考えてみれば、「特定事業所」を取得してから、自分がネットで意見や記事をアップする頻度が激減したことを指摘しておきたい。これは、自分の今の研修資料企画や、会議の資料作りに、大きな時間と精力を使っているということが言える。しかし、だからといってこれからもそうなのか?と考えてみると、その気になれば意見や記事をアップできる時間はどこからでも増やせる。効率を上げることも不可欠だし・・・となると、要するに記事等を記載する熱意が、希薄になっていたともいえる。

 少しわき道にそれてしまうかしれないが、ミクシーでもサイトを一つ作っている。が、そこでの専門職の意見交流について、ある経過が合って、遠のいてしまったことにも起因している。私の気持ちが切れたのです。・・・そこでは、ケアマネさんを中心として意見交流をしているのですが、中には心を傷付ける発言をする人が居て、ぼろくそに意見が異なる人に対して言葉の暴言を吐く人が出てくる。・・・そんなやり取りに巻き込まれて、一方的な決めつけを受けました。・・・一時そのサイトを開けることが出来なくなったのです。・・・自分が意見を正直に記載しても、何を言われるか?気が気でないと感じ、パソコンでミクシーを開けることも一時いやになりました。私がこれほど心を痛めたとはつゆ知らず、きっとその発言者は「言ってやりました!」「言い負かしてやった。」的な優越感を感じているのか?と思うと、改めて人間不信、ケアマネ不振になりそうでした。・・・こうした経験を通じて、ネットでの意見交流というコミュニケーションが、一つ間違えばその人の生き方を崩してしまうようなダメージをもたらす情報となりえる、という体験をしました。これは大変つらく悲しいことです。

 このブログでは、そうしたコミュで見られるようないろんな意見の乱入場面は考えられませんが、コメント欄も一つ間違えば、お互いを傷つける道具になりえます。
 改めて、情報というものの大切さと、その使用の仕方について、お互いが相手を認め合い、決めつけないで意見交流をするというコミュニケーションの原則を確認し合いたいと感じます。

 このブログも、少なからず専門職の方などが見に来ておられるはずです。私が述べたような経験を、された方もいるかも?と思う。
 自分の立ち位置をしっかり確かめあい、人に対して意見を言う時は、充分にその人の人権・感性・価値観を認めたうえで、意見を発信していきたいと思うのです。

今年の朝顔は、例年より少し遅い。…葉っぱは一杯伸びてるのですが、なかなか花をつけてくれません。
昨日あたりから、沢山蕾をつけてきて、これからが楽しみです。