秋の夜長、私は何を思う人ぞ…

さぁ、第4コーナーを回りました!

これから、人生を仕上げる”年金生活”が始まります。

競馬の実況中継調で、人の人生を語ってみれば、ちょうどそんな地点に私は経たされているような気がします。

 競走馬は、いよいよ騎手に促されて、最後のラストスパートをかけるのですが、人間には、競争馬のような体力は残されておらず、細々と年金で暮らしていく生活が続いていきます。

 例えば男なら、仕事に半生を捧げて、年金生活を始めるころには身も心もボロボロになっている人が多いと聞きます。・・・そういう人たちは、家に引きこもり、昔の栄光ある活躍の時代を振り返り、回想することが喜びとなり、現在の自分については無関心で意欲が失われた毎日が続いています。

 男性は生活力がなく、料理を知らなければ掃除もへたくそ、洗濯もしない、お風呂にもたまにしか入らない。
友人を作らず、趣味を持たず、いつもテレビやラジオをつけて、一人部屋に籠っている…
もう、このへんにしましょう。
何だか、情けなくなってきました。

 リタイヤしてから、様々な活動を積み上げられる人は幸せな人でしょう。資産や年金額に関係なく、自分の老後を楽しみ、人とのコミュニケーションを見つけていける人は、幸福な人生で最後を締めくくれるはずです。

 しかし、過去の栄光に生き続け、現実の自分を顧みない人は、現実と過去の栄光のギャップに大きなストレスを抱え込むこととなります。

 過食やお酒にはまり込んでしまう人を沢山自分の周りで見つけることが出来るし、がんや生活習慣病により、いやがおうにも病院へ足を運ぶことが多くなり、入退院を繰り返す中で生命の火が消えていく人が沢山居ます。

 50代を過ぎて、老人予備軍となり60代、70代と進む中で、今まで健康と思われた人たちの多数が、病気や老化に遭遇し、自分の人生の終盤を駆け足で老いていく。

 お年寄りたちは、多くを語らないことが多い。
 今までのように理屈をこねたり、大声を張り上げたり暴れる気力がどんどんなくなっていき、力なく介護ベットに横たわって自分の人生の終局を待っている人たち・・・この人たちは、実は明日の私たちの生き写しかもしれません。

 自分が残る人生どう生きるのか?
残された時間の中で、どう毎日を過ごし、何に目標をおいて進んでいくのか?をしっかりわきまえておきたいと、今強く考えます。

 7月にブログに日記を書いて、何と3か月が経ってしまいました。
このところ、仕事や休みの日の何やかやで、日記を書く気がどこかに吹き飛んでいましたが、やっとこうして自分の思いを書いてみようという気になりました。・・・これは、恐らく、秋の夜長のせいかもしれませんが・・・

 〜いよいよ第4コーナーを過ぎて、ピッチが上がってきました。
レースの先頭に向けて鞭が入りました。
懸命にゴールを目指して並びかけています。
さあ、走れ!
さあ、負けるな!
最後の力を振り絞って、持っている力を全部出して、
ゴールは、もうすぐそこだ。

*来年、私も65歳満期となり、
年金人生にギアチェンジ?

でも、健康でいられるならば、当面は、仕事で毎日、忙しく過ごすことになりそうですが・・・
 ちょっと、自分の今後の暮らし方を、見直してみたくなりました。