電車内での鼾の事を考えて見ました。

毎日の通勤電車で、何時も鼾をグーグー掻いている男が居ます。何度か気が付くと、其の男の近くに自分が居て、可也の大きな騒音を撒き散らしているんです。初めは、辛抱をしているんですが、何時も、そうした騒音を聞いていると、周りの者は可也の迷惑です。足を"ドン"とこづいて、"うるせい!"と怒鳴ろうかと思いますが、なかなかそこまで言う事が出来ない.・・・

こんな、場合如何したら良いんでしょう?きっと、自分以外のお客さんも、皆えらい迷惑を受けている筈です。本人が自覚していないことも考えられます。それなら、はっきり、"あなたは、はた迷惑な騒音を出している"と警告する事で、少しは本人の自覚が生まれるかもしれません。しかし、鼾というものは、たいがいは、本人の無意識の状態で掻かれている為に、それを止めることは本人には出来るものではないと思います。そうなると、騒音対策として、第一にお願いしたい事は、公衆の前では、眠らないようにして頂く事です。本を読むとか、新聞を読むとか何か遣っていれば、眠たい気持ちも少しは薄れる筈です。次に考えられる対策として、車内放送にて、鼾を掻かないように放送することです。これに付いては、可也の効果があると思われます。何時も、車内での迷惑行為の防止は呼びかけられているのですが、鼾の防止に付いてまで言及して頂きたいのです。きっと、この放送が流れれば、心当たりのある人は、可也のインパクトを受けること間違いなしです。
次に、意地悪戦法も、考えて見ました。ずーと前に、さんぺいさんの漫画で、傘を効果的に使って悪さをする、場面があって、隣に座っている中年男が、其の又となりの若い娘さんに、眠って寄りかかる場面があって、さんぺいさんは、傘の取っての方を男性の首根っこに引っ掛けて、娘さんへ寄りかかるのをとめる・・・そんなひとコマが思い出されるんです。そこで、いたずら大作戦として、眠って鼾を掻く"犯人"へ録音機をすぐさま近付ける。そして、次に、録音した鼾を何倍かに増幅して本人の耳元に近付けて再生するのです。

・・・恐らくこれは利く筈です。鼾の犯人は、驚いて、眼を覚まし、何事かと眼をぱちくりする筈です。そしてそれから、柔らかく、"此れは、あなたの、今たてたての鼾です。そう、可也迷惑でしょう?"と語りかける。大事な事は、この柔らかく語りかけるような口ぶりが大切なのです。鼾というものは、(実は、私もよく掻いているんですが)本人の周りの者が煩くて我慢しなければいけないのでしょうか?本人にも、それを予防し、出来るだけ人に迷惑をかけない方法を講じる必要がある筈です。重症になれば、無呼吸症候群と呼ばれる立派な病気となり、そうなると、一日中眠たい状態が続き、運転などでも危険が伴います。そこまで行くと、治療が必要なのは云うまでもありません。まずは、回りの者が、本人に声掛けして、本人自身が鼾の対策を考えて欲しい。1人で解決出来ないときは、家族や周りにいる健康に関して詳しい人に相談することです。それから、ストレスを貯めない生活パターンを造ってゆく事も大切です。寝る前に、お風呂にゆっくり浸かって、心身をリラックスする事も良いでしょう。軽い、ストレッチや体操で体をほぐして、それから眠りに付く事も有効です。枕などを、色々試して、安眠しやすいものに変える事も大切です。・・・兎に角、色々自分で試して、出来れば回りの人に、嫌がられない、睡眠方法を身に付けたい、と思います。