no18実施調査の報告

9:30から10:00まで、

1・”自己評価表”の点検事項を口頭にて質問され、二人の担当ケアマネジャーが答える。これについては、事前に自己評価表を遣っておけば、答えられる項目と思われる。



2・事前に、ピックアップされた、6人のリストを示され、個人台帳を点検される。(6

人の選定については、訪問されたときに伝えられるので、事前の点検は不可能ですが・・

・)

  それぞれのケアプラン全体を点検され、適切なプランがなされているかどうかを調べ

られる。注意点については、其の都度、異なると思われるが、今回指摘された項目は以下の点です。

<注意点>

? ・アセツメントの適切な拾い上げがなされているか?(自動抽出だけでは充分でない)。担当ケアマネとして、何を気付いたかを記入すること。具体例として・・・

○医療情報・居宅環境・家族の状況・身体機能の状態・精神的な状態・サービス状況・等



○未記入のところが、なるべく無い様埋めてゆくこと。

○利用者の日常生活(生活サイクル)を記入し、利用者の毎日の動きが分かるようにす

る。

○アセツメントの日付と、訪問日が食い違わない方にする。(訪問日に先んじてアセツメ

ントの日付が入れられていたが、これは、訪問のための資料を作成するために作ったもの

だが、本来は、アセツメントは訪問の後からになる。)

○アセツメントコピーをするときは、単なるコピーに終わらず、後から、必ず、必要な

修正追加変更などを入れ替えて、目標の設定についても更新を心がけ、最新のアセツメントになるよう詳細情報を入れる。





?・居宅サービスプランについては、1・にて利用者の意向はもちろん家族の意向もそ

れぞれ並列して記入する。本人の如何したいのかという気持ちを前向きに書く。

○特殊寝台の導入については、其の根拠となる理由を明記する。

○他のサービスについても、プランの2にて、事業所の担当サービスが提供しやすいよ

うに指示を入れていくこと。例・・・レンタル→ 何故3モーターのベッドが必要かを記

入する。

訪問介護→生活援助で何をするのかを明記する。

○各事業所に渡す、サービス計画の受領書については、作成の日付と、受領する事業所

の受け取り日付を記入できるようにする。

?・介護度の変更や、入院等で、サービスのあり方等調整する必要が生まれるときは、

医療機関も含めて出来るだけサービス担当者会議を開くように努力する。どうしても開け

ないときは、紹介文章により、相互のコミュニケーションが取れるよう配慮し、記録して

ゆく。

○特に、医療的な問題や、病状経過をつかむ必要のある場合は、担当医師、看護師との

連携を取る。(これについては、特に大切、と言われる)

?ワムネットの情報について

ワムネットの公開情報にて、最新の事業所情報が載せられているかどうか?

特に、人員配置・および其の変更について、きちんと更新されているかどうかを指摘さ

れ、今回、当事業所では、担当ケアマネジャーが実際は二人が担当しているにも拘らず、一人とされていた。今後、誰が、どういう形で情報を管理するか、(変更も含めて)きちんと決めておきたいと思います。・・・本当は、拠点にて、それぞれ更新できるようになるほうが良いと思います。<これに関する要望を支店におこなう。>

今回、”実地調査”になった背景には、このワムネット情報と、国保連の請求審査資料と

の突合がなされる中で、不一致点が出ると分かる仕組みになっており、今後至急修正して

頂きたいと思います。



まとめ

大体、以上の点が指摘されたことですが、今回の実地調査の感想としては、こまめな記録

を日常の事務作業として行うことの必要性を感じさせられました。訪問、サービスの調整で、なかなか記録してゆく事が難しい毎日ではありますが、必要な援助項目の記入は、忘れないうちに行う事が大切です。得てして、後から記入するつもりが、他の事をしていてそのまま忘れてしまう、そしてそのままになってしまうということも多いかと思います。気持ちを切り替えて、前向きで取り組んでいきましょう。

ケアマネジャーが、遣ってゆくことは本当に沢山あります。其の一つ一つが大切な事では

ありますが、出来ないことを悔やむより、少しでも前向きに出来るようになることだと思

いました。

大阪市の”実地調査“は、昨年11月から開始されており、今後も、府の調査(監査)と並行して行われるようです。居宅介護支援事業所に対する調査としては、以上のような内容でしたが、ご参考までに報告しておきたいと思います。



担当ケアマネとしては、自分の仕事を隅から隅まで見てもらうことの後ろめたさを感じてしまうことでしょうが,精一杯仕事をしてきて注意をされることなら、それは素直に受けてゆく必要があると思います。完璧なケアプランを作るために毎日の仕事をしている訳ではないのですから・・・

指摘される色々な不備や誤りを受けて、次に繋げてゆけば良いのです。100点満点じゃなければならない訳では無い。少しでも、公明正大と認められるプランに近づけば良いのです。不正は不味いですが、そうで無い限り、あまり心配する事は無いと分かりました。

最後に、今回”実地調査”に来られた方に付いて評価すると、まず、ものの言い方が極めて紳士的で柔らかく、教育的な配慮がされていました。決して上からの押し付けではなく、権力を傘にかけたような振る舞いもありませんでした。その意味では、私達の場合は幸運だったかも知れません。今日のような方地で調査が行われるのなら、恐らくどんなケアマネジャーもっと頑張らなくちゃ・・・と思えるようになるのでは?



さあ、明日から、今月の残りの訪問、経過記録の記入、プラン作りに新規訪問等々忙しい毎日が始まります。ばたばた忙しいのは、変わらないけど、自分の仕事にプライドを持って、又頑張りたいと思うのです。