難民受け入れ後進国日本。

日本は国連難民高等弁務官事務所UNHCR)への拠出額では世界2位と言われているが、それはそれ。・・・実際に難民自身を受け入れる現実政策では極めて遅れている。・・・つまり、お金は簡単に出すが、生身の人間を受け入れて救済する政策は進んでいないのが現実です。



数字的にみると、06年に於ける日本の難民認定者数は34人と記録されている。

米国(約2万3000人)、フランス(約1万1000人)など他の先進国の実績と比べればその遅れは歴然としている。きわだって少ない受け入れ数の背景には、難民の受け入れに関する総合的な支援体制が遅れていることがあげられる。



日本への入国に際し、第3国を経由した仮滞在を認めなかったり、難民認定に他国と比べて長時間を要したり・・・要するに難民受け入れの態勢が遅れているということでしょう。



世界では、様々な国で政治的、経済的、民族的な難民が溢れており、安住の地を求めて方向している人達がいる現実がある。

本来、こうした人々が、それぞれの国と故郷で家族そろって暮らせることが一番ではあるが、それが当面かなわない場合は難民として受け入れ安心して暮らして行ける場所と環境を提供することが必要です。この事を否定する人はいないでしょう。そうであるなら、ただ単にお金を出せば良いと考えている現在の日本の外交政策は、どこかずれているのではないか?
・・・ようやく、政府もこうした難民政策の遅れに気が付き改善を検討しているということだが、無駄な軍備や道路・公共事業をすることなく、こうした切実な難民救済事業に力を入れることが、本当の意味での「血が通った政治」と言えよう。



私たちの給料を引き上げ、生活を安定させ、生活を豊かにさせることも賛成するが、世界の悲惨な現実を考えるならば自分たちだけの繁栄を求める生き方には賛成しかねる。



ぜひ、世界の難民受け入れ政策を見直して、資金供与だけでない本当の難民受け入れ大国になるための努力を、今後日本で進めていくべきだと考えます。

こうした考え方に立つ政治家や社会運動家などがもっと協力して運動を進めて欲しいし、そうした運動には多くの国民が賛同すると信じます。



日本への入国に際し、第3国を経由した仮滞在を認めなかったり、難民認定に他国と比べて長時間を要したり・・・要するに難民受け入れの態勢が遅れているということでしょう。今からでも遅くない。本当に安住の地を求めている人たちへ温かい政策を作り、彼らが差別なく暮らしていける衣食住を提供することが、今私たちに求められているのです。