煙の害がない環境づくりについて。

no-mu2008-07-12


*
みなさんの職場では、煙草の煙は漂っていませんか?
今、私の職場で自慢できることは、煙草については一切喫煙の害がないことです。事務所内は禁煙です。建物内での喫煙がビルの規定で禁止となっているのですが、何故か一階裏の駐車場あたりに喫煙コーナーがあります。そのあたりに椅子も何脚か置かれていて煙草を吸いたい人が屯しています。私は、用があってその喫煙コーナーを横切る際に、何時も息を止めて通ります。・・・そうしないと、煙草で汚された臭いを吸いこんでしまうからです。
喫煙している人は判らないかもしれないけれど、喫煙周辺の空気は汚染されて有害な気化した物質が漂っているのです。それを喫煙者が吸うことについては、自分が同意されているのでやむを得ないとしても、それを吸いたくない者にまで間接吸引を余儀なくされていることについて反省を促したいです。
喫煙者は、得てしてそうしたマナーが欠けている場合が多く、自分が吸いたい好きに吸わせてもらうという権利意識だけが先行して、吸わない人に対する配慮が無神経すぎるのです。
この事は、結局自分の健康に対する無神経と悪影響を加速させていることに繋がります。
常々思うのです。発癌による医療保険の使用については、非喫煙者と比較して格差を付けるべきであると。つまり、喫煙原因による疾患については、医療保険の支出をある程度制限すべきだと思うのです。これは、吸わない人が保険を節約しても、喫煙による疾患総量が保険財政を圧迫していることから導き出せる結論です。

喫煙したい人は、いくら煙草が毒であると説明しても辞めない場合が多い。いくら税金を吊り上げても、何としてでも有害な煙を吸おうとされる。
だったら、自己責任で吸ってもらい、病気になっても保険からの財政支出を制限するべきです。

なんだか冷たい論議をするようですが、こうでもしていかないと、煙草のみは止めないと思うからです。
体に悪いのを承知で長年喫煙生活を続け、それで癌になっても、飲まない人たちと同等に治療が受けられるというのは可笑しい!

日本の社会は、煙草についてあまりにも甘すぎる体質を持っており、その証拠に医療関係者の喫煙率が何と他の職種の平均より高い?ことに愕然とします。

これでは、煙草を止める人たちの支援にはつながらないのです。止めようと思っても止められないのは、その人の意志が弱い、それは事実だとしても、だからどうしたら良いの?という疑問に答えられていない。
ようやく日本の医療でも、禁煙治療というものが始まっていますが、まだまだ不十分な内容であり、まずは病院の中から医療従事者の中から禁煙の輪が広がることなくして本当の意味での禁煙治療は進まないだろうと思うのです。

確かに、煙草をのむ・飲まないは個人の問題であり喫煙者と嫌煙家が争っているだけでは何時まで経っても解決の糸口は見つからないかも・・・?

この問題のキーワードとして、非喫煙者の意識と運動がまだ弱すぎると考えています。欧米などでは、もっと積極的に非喫煙環境を広げて喫煙者にマナーを守ることを義務付ける方法性が定着しつつあります。食品店や喫茶店などで、まだまだ喫煙が野放しのままとなっている店が多いし、お酒を扱う店などではそうした傾向が強くカラオケなどでは部屋そのものに煙草の臭いが蔓延している場所が多く見受けられます。これでは、喫煙者だけに部屋が独占されかねない現状ですし、わざわざお金を出して、息苦しいところで気持ちよく歌が歌えるなどと考えられないのです。

初めに書いたように、自分の職場は今全面禁煙ですので、安心して仕事に専念できる環境にあります。これだけは自慢できる環境です。
みなさんの職場環境はどうですか?・・・かって、ケアマネになりたての頃の職場では、煙草のみが多く上司も喫煙家であることから、何時も事務所は紫煙の霧に包まれた環境でした。(・へ・)余りの環境悪化に耐えかねて、何人かで上司に直訴し、喫煙場を決めてそこでだけ吸って頂く改善をしてもらった経験があります。今から思えば、何と最悪の環境だったのか?

何を隠そう若い頃、私も10年ほど喫煙生活をした経験があります。止めようか?と何度か挑戦して失敗した苦い経験も記憶しております。
ですから、今喫煙している方には、何とか早く煙草のない生活のスタートを早めて頂きたいなと思うのです。そのことが、自分の健康と周囲に生活する人たちの健康に直結する生き方に繋がることを強く訴えたいですね。