動物達が秘める、不思議な能力のはなし。

NHKの番組を見ていて、不思議な話を聞いた。昨年のインド洋の大津波インドネシアやセイロンを襲ったとき、不思議と動物達の被害が少なかったことが話題になっている。取り分け、セイロンでは、沢山の象たちが、海岸近くに生息していたが、津波が襲う直前に高台の方へ逃げていたことが判っている。何故象たちは危険を察知できたのか?



研究グループが説明するには、津波が起こった時には、ものすごい低周波の音が津波より何倍も速い速度で轟き渡った。此れを察知できたのが、象たちで、人間にはそれを聞く耳が無かったからだと説明している。



人間が聞く事が可能な周波は限られていて、象たちは、その何倍も低い周波を聞き分ける事が出来る。叉、こうした低周波は、何キロも先まで到達する音で、この音を象が聞き別けられることにより、今回の大津波に対しても、いち早く情報キャッチをして逃げることが出来たと言うわけである。

象たちは、仲間を探したり、危険を察知するときも、こうした低周波の情報をキャッチすることにより判断が可能となっている。

このように、動物には、人間の能力をはるかに超えた感知能力や察知能力を有することが沢山ある。イルカなどは、海底にて、高周波音波を自ら出して、それの反響を察知することにより、獲物を見つけることが出来る。これは、云わば、レーダーの様な物だ。こうもりにしても、高周波を発信して、外的を察知できる能力を持ち、暗闇の中でも自由に飛び回れる。

凡そ、動物、鳥類には、こうした能力が在るから、絶滅すること無く生き続ける事が出来るわけである。

こう考えれば、人間の能力は、そんなに大した能力は持ちあわしていないことが判る。ただし、他の動物が持っていない、分析能力や、論理能力、を持ちあわしているので、人間独特の感性を磨くことが出来る。人間が自らの持てる力を発揮して、地球上の生き物のことを考え、より良い明日を描いてゆくべきだと思う。動物達の不思議な能力を解明して、人間がおごり高ぶる事無く、自然と地球の未来を見据えて生きてゆく必要を痛感します。