組合役員のことを少し・・・

no-mu2008-10-17

私が所属している会社にも労働組合があります。
それが本来の組合機能を呈しているかどうか?その評価はこの際横において、全国職能横断の、産別組合としてその組合員数では介護業界ではたぶんもっとも大きな組合でしょう。

私は、この5年間、組合の支部長として役を引き受けてきました。しかし、留任が続いて次にこの役を引き受ける人が出てきません。
「あいつに任しておいたら、やってくれるだろう?とか、組合活動をやりたい奴にやらしておけ…」そんな気持ちでいる人や、「他に役をやる人がいないから、今年もやってもらいたい、次に任せられる人がいないから・・・?」こうした事情を心配する人もいると思うけど、そんなら何故あんたはやらないの?と聞いても、「私は、あれこれ忙しく、そんなことをやっている暇はない。無理です」と皆さん仰る。

この5年間、本来は毎年交代して役をして頂ければ、5年で5人の人が支部長役を経験し、組合活動の周知という意味では貴重な体験が広がったはずなのに、ずっと同じものが留任するという事態が続いていたのです。
・・・私の思いは、本来は交代すべきであると考えるけど、もし自分が辞めて次の人がいなければ 支部長役が空席となり 組合活動に支障が起こるかもしれない。私が恐れたのはそのこと言ってんです。自分の思いだけで全体にとってマイナスになるようなことはしたくない、ただそういう思いだけで留任を続けてきました。

しかし、今年はもうそうしたマイナスの意味しかもたらさない留任をやめようと考えてます。・・・自分の中では、みんなのため、組合の為に役割を果たす意義を確認できたとしても、支店全体にとってのマイナスの方が大きいと思うからです。

本来、組合活動は、組合員の多くの意見発言、希望などを寄せ集めて為されるべきであり、選挙もなく同じ顔役がいつも運営にかかわるようでは組合活動は空洞化を避けられないと思うからです。
どこかの国の総理大臣みたいに、1年ごとに辞任するのとはわけが違う。交代が必要な時期というものがあると考えるのです。そうでないとマンネリズムが組合にはびこるのです。


そこで、決意して、センター長の集まりの際に(センター長も会社は管理者と規定しているが、実は組合員です!マクド名ばかり店長に毛が生えたような地位です)発言をして、今年で役を降りる決意を表明し、次の役員を決めたいこと、もし希望者がいない場合は選挙または抽選により決めさせて頂くことを提案する予定です。

私がこうした発言をして、次の役員さんを決める過程で、みんなが組合のこと、支部長のことを考えるきっかけ続くりになればと思うのですが、果たしてうまくいくでしょうか?

でも、一人で悩む必要はないし、「また、留任になった」とぼやく必要もない。
いうべきことをみんなに聞いてもらい、次に進むべき方向性を明らかにしていきたいと思う。

季節は、秋本番です。

公園等で、いろんな秋を見つけてきたよ!