実地調査「ケアプランチェック」を通じて学んだこと。

昨年立ち上げた、事業所で初めて先日実地調査を受けました。
通知があってからの1か月、さすがに定時刻に帰宅というペースは守れず、夜遅くまで書類整理をすることが増えてしまいました。
私個人の仕事の仕方としては、大いに不満であり、本来は残業までしてやりたくない気持ちがあります。
しかし、今回は自分が立ち上げた事業所が対象となっている。
自分がやらないと、後誰も責任が取れる人が居ない。
そう考えると、出来るところまではやろうという結論を出し、休日にもこまめに事務所に行き、帳票整理に追われた。

・今回、調査を受けて分かったこと。
ケアマネジメントにおける記録業務は、常にこまめに積み上げられる必要があり、特にアセスメント業務が十分ではなかったことが反省点としてある。
・居宅サービスプラン作成と、サービス担当者会議の連動性についてやり残してしまうと後からのフォローが大変となること。
・サービス担当者会議がどうしても実施できない場合は、紹介の文面等でやらないまたはやれないことの連絡相談を必ずしておくこと。
(これをこまめにしておくと、後からの調査で経過の根拠づけが出来る)
・一人一人のケースにおいて、今何が課題となっているのか?について、常にそのテーマをとらえる視点が必要。
のんべんだらりと担当ケースを記録しているだけでは、ケアプランの目標がしっかり捕えきれなくなること。

・普段の事業所運営の中で、各担当のケースにそれぞれが没頭するだけでは、個人プレーの域を出ない。そうではなくて、それぞれの担当ケースで学んだことや問題と感じていることを共有する時間をきちんと作ることが欠かせないこと。そのためにどういう企画をするのか?それが経営者としての自分に問われていることが明らかになった。
・まだまだ、自分のやっていることは不本意ですが、普段の仕事だけに終わってしまわないためにこれから何をやれば良いのか?しっかり経営方法を点検したい。
・通常の居宅介護支援事業所と比べて、ここが違う!という中身を作っていくためには地道な実力の積み上げが必要ですが、その為に何をすべきかという意識が経営者に不可欠です。
この意味では、まだまだ自分はやれていないと反省する。

ケアマネジャーとして、率先して進めなければならないことや、地域の専門職組織の活動もあり、なかなか本来自分がやりたいことが出来ていないのが現状。体が二つあるわけじゃないので、何を中心に進めていく必要があるのか?しっかり見極めていきたい。

独立型のケアプランセンターを維持していくことは、その収支面から考えて困難を伴います。もっとたくさんの利用者を担当したいが、そうすると時間の余裕がますます厳しくなる。
まず会社として成り立たせることが必要なのは当然ですが、日常業務に埋没するだけでは自己満足でしかないと考えるのです。

自分の能力、一緒に活動するスタッフの力量にも関係しますが、あきらめずに未来を信じて進んでいきたいです。

今日は台風が四国から西日本を突き抜け、一日中雨や風がひどかったのですが、私にとっては良い休息の一日となりました。
ひどい雨の地域で、豪雨による被害が出なければ良いのですが。