書籍名: 痴呆を生きると言うこと
カテゴリー: 評論・エッセイ
著者名: 小澤 勲
発行年: (西暦) 2003
出版者: 岩波新書
値段: 600-800円
投稿日時: 2005/12/21 22:20
本のサイズ A5版
小澤勲さんの「痴呆を生きるということ」を読んで
2003年7月に第一版が出てから、約2年で第12版を数えている新書です。難解な専門用語はなく、呆けや認知のことを学びたい人ならば、誰でも読み始められる構成になっている。
作者の小澤さんは、精神科医として、また施設長として、患者さんたちとの長年のふれあいを通じて、日本でのあるべき介護を指し示されている。・・・その姿は、政府や行政の福祉計画や、役人たちの紙上の空論とは一線を画し、一味違うものを見つめている。また、学者先生たちの机上の理論的側面は鳴りを潜めている。
決して専門家のために書かれたわけではない。
小澤さんは