サービス担当者会議に対する照会文書記入は有料ですか?

冬の空と観覧車


*地域の医療機関が疑問な文書料を取り始めるとの情報を受け、皆さんにこの問題を公開したい。
医療が、専門的な見解を記載する際に一定の文書料を求めることは認められているのですが、今回の問題は介護事業者・居宅介護支援とのサービス担当者会議開催に関わる情報交換等においても、そうした文書料を求めるものとなっており大きな問題です。
私は、医療と介護のますますの連携を図ることを目的とする限り、こうした文書料請求は連携にとってマイナス要素となることを危惧し某病院事務局の新料金設定に抗議します。
以下今回の問題をまとめておりますので、一緒に考えて頂きたい。

*どうしてもみんなに聞きたいと思ったので、質問したいと思います。

1・サービス担当者に対する照会の帳票を、ケアマネジャーが記入し、最寄りのサービス事業所等に問い合わせをすることがあると思います。
私は、医療関係の医師・病院に対してもこの帳票を使用することがあり、利用者の通院介助の必要性や担当者会議に関する問い合わせにも使用しています。

2・ところが、 最近某地域の大病院事務方(地域医療相談室)から、今後こうした書面での問い合わせに対する回答について、¥1050円の費用を徴収するとの連絡がありました。
理由は明らかにされておりませんが、書面を記載するために要する費用を病院としてはっきりさせるためとのことでした。

この一方的な見解に対して、地域の居宅介護支援事業所に属するケアマネジャーが一斉に疑問の声を上げたことは言うまでもありません。

医療と介護の連携が叫ばれ、電話や書面を使った情報交換がますます必要とされている中にあって、医療機関が率先してその連携を奨励するのではなく、その反対に利用者負担を増やす形で医療と介護の情報の交換に対して逆行する恐れのある文書料を徴収することは大いに問題があると考えます。

介護事業者は、サービス担当者同士の情報交換を当然ながら無料で行っています。これは、ケアマネジャーとサービス事業者が利用者に必要な情報を交換し、それをサービスの質向上に生かす必要があると考えるからです。
では、医療機関が同じような情報をやり取りするときは、何故有料とするのか?医療機関は、利用者に文書料を負担させ、何を守ろうとしているのでしょう?

誤解されてはいけませんが、こうした文書料の発生は診断書やドクターの正式所見では認められていることを知っております。これらについては文句を言うつもりはないのですが、介護の事業所とりわけケアマネジャーと文書交流する時にも費用を請求するやり方はどう考えてもおかしいと思うのです。

皆さんにお聞きしたいと思います。
あなたの地域では、こうした医療機関による文書料請求は設定されているんでしょうか?
もし設定されているとしたら、どういうやり方をしているでしょう?
また、自治体の見解としては、サービス担当者に対する照会文記載について、費用発生を認めているのでしょうか?

介護と医療の連携に逆行するような今回の文書料発生について、深く遺憾に思うだけでなく、そうしたやり方を他の医療機関も遣るようになるのか?

医師会がどういう見解を持っているのか?も知りたいが、医療がどんどん収益第1主義に流れている現状を如実に示しているように思うのは私だけでしょうか?

*お詫び
昨日、この記事をアップしたおりに上記の病院の文書作成料金を誤って¥11050円と記載してしまいました。本当は¥1050円です。
本日、記事を見直して誤りに気づき訂正をさせてもらっております。
誠に申し訳ございません。記事内容をよく確かめずに記載し、単純な誤りに気付かず読んで頂いた方々に不要なご心配をかけ申し訳ございません。
金額記入の誤りに関しては私の責任です。今後このような誤った記入が起こらないよう、十分注意をします。
本当にごめんなさい。(なお、他の記載内容には変更誤りは御座いません)