2007-11-03から1日間の記事一覧

No.10サービスの在り方と、自立の観点について(その3) Cさんの場合。

Cさんの場合。(病状と生活の経過)は、日中仕事に出ておられる息子さんとの二人暮しです。3年ほど前に、股関節の人口骨に取り替える手術をされ、手術が上手くいって、今では、杖にて、居室内の歩行が可能です。しかし、無理をすると疲れてしまわれます。…

No.8 サービスの在り方と、自立の観点について(その1)

今日は、改正案の中で批判されている、サービスと自立との関係に付いて、考えてみたいと思います。この問題に付いては、沢山の事例を参考にしつつ、実際のサービスがどのように、その人の生活に役立っているかを考えてゆきたいと思います。手始めに、今回は…

no7来年の介護保険改定を前にして。

ご存知のように、来年春(2006)からは、現在の介護保険が大きく変えられようとしています。改正の全貌はほぼ明らかになってきており、近々関係機関からの発表があるはずです。注目されていた、障害制度との整合性では、同一の制度にする事は持ち越しとなりま…

no6逃げ出したくとも逃げられない・・・私たちを助けて!?

苦しいときの自分を、丁度鏡の中で見詰めているようで、心苦しいけど、思い切って叫んで見ます!自分は、ケアマネやって、かれこれ5年になろうとしているけれど、いつも苦しさから逃げようとしていることに気が付きます。人の事を見つめ、考える事に疲れて…

No.5 居宅介護支援事業所の実態に迫る。

現実の、ケアマネ事業所が一体どうなっているのかを紹介します。前回も説明しているように、居宅介護支援のみの単独経営は、今の制度の下では不可能です。一人、月に約9000円の費用で、50人のお世話をしても45万円。其処から事業所の経費を差し引い…

No4 居宅介護支援の実態と、独立採算制。

今から、素直に、自分が属する事業所の素顔を描いて見ます。どうも、今まで3回の文章を読み返すと、自分が書きたかった事とはズレが出てきているようです。せっかっく、貴重な時間を裂いて文章を書き、読んでくださる方が居る・・・それならもっと、ストレ…

No3 居宅介護支援の独立採算制について3

さて、今日は、実際の民間事業所における居宅介護事業所の実態に迫って見ましょう。 1・上部団体が、医療的な団体では、当然病院との連携が中心になって、利用者の供給がなされております。当然、医療機関の流れに合わせたケアマネジメントが計画されており…

No.2居宅介護支援の独立採算制について2

介護保険のサービス導入において、軸となるのは、ケアプランを立てるケアマネを於く、居宅介護支援事業所です。介護保険は、当初の狙いとして、民間活力の導入を目論み、利用者には、多くの事業者の参入により、幅広い選択の幅を広げると言う狙いが在りまし…

No.1居宅介護支援の独立採算制について1

今日から、何回かの連載で、上のテーマにて、意見を論じて見ます。(介護保険での、ケアマネジャーの位置づけ。)平成12年から始まった、介護保険の中で、ケアマネジャー(今後略してケアマネとします。)は、制度の要として位置づけられ、様々な職域から…

no16困難ケースを語り合おう、そして、共感を!

先日、私が属する支店の地域のケアマネジャーが集まり、それぞれが持ちよった困難ケースに関する発表の研修会をしますた。開催に先立ち、一定のルールを確認しました。そのルールとは、○静かに話し手の発表を聞く、○批判をしない、○話が途切れたら、聞きたい…

no15文部科学省の10日付教育白書に思う

全国の公立学校教員の”心の病”にかかるデーターが公表されている。興味深いものなので、ぜひ今度は、ケアマネに付いても遣って頂きたいものだ。発表によると、 1・全休職者の数は、6304人。その中で、半分以上が精神性疾患であること。 2・この10年…

No14 介護事業所の隙間風のなかから

最近、1人のヘルパーさんが退職しました。この業界では、人が入れ替わる事は、全然珍しくないのですが、今回、訳が合って、辞めてゆかれるその人の事が大変気になりました。彼女は、大変働き者の元気な二人の子供を持つ30代の奥さんです。子育ての合間を縫…