戦争
戦争は、終結後も傷ついた人々を苦しめる。 国と国との戦いだが、個人対個人の憎悪を伴う争いではなく、強いられた”システム化された殺し合い“として展開される。いったん戦争体制になると、社会のあらゆる価値あるものが、戦争に勝つための道具化を余儀なく…
映画「銀の鈴」についてhttp://www.ginnosuzu.com/ 監督・脚本:斎藤 勝 8月22日が65周年に当たるという。 65年前と云えば、まだあの戦争がますます深刻な犠牲者を増やしていた時期だ。やれ特攻隊、やれ竹やり訓練、やれ天皇陛下の為には命をも惜しみ…
<映画・鑑賞ノート> “Flower and Troops”「花と兵隊」監督:松林要樹 http://d.hatena.ne.jp/motokiM/ 戦後日本に帰還しなかった元日本兵が諸外国に居る。 今回インパール作戦等に従軍した6名の元日本兵を焦点に、何故彼らは日本へ帰還し…
○思うに、人間の歴史は戦争という戦いを伴う真っ赤な血で彩られた連続でしかなかった。 生まれ育つ中で、人を殺傷することが生きがいとなる者はいないはずだ。しかし、現実には軍隊による交戦、人々による殺りくを伴う争いが絶えない。こうした人間の歴史を…
先日、ご自身が長崎で被爆された経験のある利用者さんとお話をする機会があった。 以下少し話の内容を紹介しよう。 ○「長崎での被爆のこと、覚えておられるんですね」 ●「私は長崎でやられましたが、女房は広島で被爆しましたよ」 ○「じゃ、その当時は、別々に…
昨日から、沖縄の戦争64年目の記念番組が放映されている。 二〇万人の戦死者の内、実に半数は現地沖縄の人達が巻き添えになったという。この事実の中に、一体どんな体験が展開されていたのか? 軍隊が戦争をやるだけなら、住民は横で見ていれば良かったが…
http://www.cine.co.jp/chinmoku/director.html 先日大阪第七劇場で見た映画に触れながら、中東における戦争状態、イスラエルの占領政策について考えてみたい。 私が見たのは、土井敏邦監督が17年の年月をかけて現地で収録したフィルムを編集して制作され…
東京大空襲訴訟(東京地裁)では、今年1月に証拠調べが終了し、5月に結審して判決が言い渡されることになっている。 原告132人は、すでに高齢となり64年前の古傷に疼きながら今度の判決で国家による救済宣言がなされることに希望を託している。すでに…
誰もイスラエルの住民虐殺を止められないのが現状です。もちろんハマスも反撃しているが、彼らが使っている武器は旧式の武器でしかない。イスラエルの最新兵器とは比較にならない。白リン弾等の非人道兵器も使用され、やりたい放題の虐殺をしているのはイス…
最も憂慮すべき事態になっている。パレスチナ自治地区でああるガザに対して、イスラエルが容赦のない空爆を含む攻撃を続けている。 ハマスのロケット砲挑発が原因としているが、イスラエルの被害自体は軽微なものと考えられる。 しかし、今回の空爆により、…
63年前日本は、米軍の攻撃が迫る中、国民は否応なしに本土決戦の準備に包まれつつあった。軍部が勝手に始めた戦争に、日本のすべての人と資材を駆り出し、拒否することは許される環境がなかった。もし一人でも軍部の方針に反対する者がいたら、親兄弟親族…
赤紙召集を拒否するなどということは、当時の社会では許されないことだったという。もし、一人の男が拒否をしたとする。・・・たちまち憲兵に連行されて兵役拒否の罪により監獄に放り込まれ、暴行の限りを尽くして痛めつけられることは間違いない。あること…
昨日、ドキュメンタリー番組でフィリピのレイテ島での日本軍の戦いの歴史が紹介されている番組を見た。この時期になると太平洋戦争の、当時のフィルムが公開される。とくに戦争経験のない世代にとっては貴重な情報だと思う。60余年前の戦争は、もう大昔の…