平和

辺野古訴訟における福岡高裁那覇支部判決に思う。

9月16日、国が訴えた基地移設計画を巡る訴訟裁判の判決が福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で言い渡されたという。 承知のように、その内容は全面的に政府の見解を追認し、沖縄県(翁長雄志知事)が承認取り消しの撤回に応じないことは違法だとの判断…

B.ラディン一家殺害のニュースをどう評価していくか?

昨日から、マスコミ情報は盛んにビンラディンの殺害について報道している。 2001年同時多発テロ以来、アメリカが血なまこになって捜し尽くしていたテロの首謀者として、約10年目にパキスタンで居場所が突き止められ、極秘の軍事作戦が遂行されたらしい。この…

普天間基地問題を考える。

4月末が近づき報道では政治の問題として、沖縄の普天間基地移転の問題が語られている。 鳩山首相が、5月の決着をかねてから明言していた事をとらえて、「本当に解決策があるのかどうか?」も含めて民主党の問題処理能力そのものが試されている。政権に対し…

再度普天間移設問題を考える。

政府の移転先検討のための作業チームが発足した。 5月までの期限で次の移転計画を早期に策定するためだとされている。 現実的な解決策が練り上げられると思うが、大事なことは基地問題と云う米軍がからまるテーマについて、その必要性・妥当性・安全性・が…

戦争は必要悪か?

ノーベル平和賞受賞演説で、米国オバマ大統領が自国の戦争を指して、「必要に迫られ正当化できる戦争もある」と述べ顰蹙を買った。 核兵器の廃絶を謳い、巨大軍事大国の頂点に位置する人物が核兵器削減への意欲を見せたことにより、ノーベル平和賞という栄誉…

日本の基地問題を考える。

今また、沖縄の基地問題が政治的焦点となっている。 普天間飛行場の移転を、13年前の自民党政権時代に米国と約束した経緯があり、それを実行すべく名護市の辺野古に移転する計画がある。 しかし、どんな条約も政権が代わり国家としての考え方が変われば他…

N.T10月8日付に載せられた意見広告。

残念ながら、ニューヨークタイムズの本文を確認できないが、報道によると1ページ全面を使った意見広告が掲載されたとのこと。 発信しているのは、広島・長崎の中高校生30人のグループ。発信相手はオバマ大統領。 では、どういった内容が掲載されたのか? …

受け入れを拒む日本の体質を変えよう。

先日の新聞に、難民申請をしている約100人の人達に対して、生活の命綱である生活費支給が支援停止されている事実が報道されていた。日本は、欧米と比べて、諸外国からの難民受け入れに極めて厳しい国である事が実証されたわけであるが、このことは海外か…

石附澄夫さんの声に耳を傾ける。

4日付の新聞朝刊に、宇宙開発の平和事業を提唱する石附さんの著名運動が掲載されていました。 石附さんは、2008年に成立した「宇宙基本法」が危険な軍事利用の道を辿る危惧があることを指摘し、国民各界に対して反対の声を上げるべきであると主張していま…

日本人医師、ラファで救援活動!

昨日の新聞で、医師の桑山紀彦さんがガザに現地入りをして活動を始めたことが報じられている。 もう20日以上、イスラエルの包囲網の中でがんじがらめに狭い地域に閉じ込められ、食糧や医薬品を含めて厳しい兵糧攻めをされなおかつ毎日のイスラエル兵の執拗…

今私が出来る事・あなたが出来ること。

昨年暮れから、今年にかけて、約2週間が経過してもイスラエルのガザ攻撃は続いており、地上戦が始まってからは犠牲者の数もうなぎ上りに増えています。 ガザに住む人たちのほとんどは近隣地区からの難民です。かって住んでいた村々から排除され、やっとたど…

ガザに平和とパンと笑顔を。

イスラエルの占領地の実態を知る・・・典型としてのガザ地区の実態は? 12月27日からのイスラエルによる空爆を毎日受け続けているガザ。・・・報道では犠牲者は360人を超えており、戦闘員以外の一般市民の犠牲者が深刻な被害に遭っていることが分かる…

日本の自衛隊は安全か?

昨今の田母神発言をめぐる政府答弁を吟味すると肌寒い状況が進んでいることが分かる。 航空幕僚長とは、現自衛隊の空軍の最高司令官の地位にある将官です。その人物が、あからさまに論文として「戦前の中国侵略説は濡れ衣であり、米国等の諸外国から仕掛けら…

わが国でも増えてきた“ゲーティッド”型住宅について。

日本は平和国家と言われている。確かに国内で戦争状態や、武力での対立等は存在しない社会だと言われている、本当はどうか? だからと言って治安状態が安定しているか?というと、否定的な見解を感じる人は多い。社会に反発し、犯罪を実行することを厭わない…

伊藤さんの無念と、その活動の今後。

先日から、アフガンにおけるペシャワール会伊藤さんの死亡記事が報道され、多くのマスコミ・個人ブログでも彼の活動への賛辞と悲しみの声、テロ行為への抗議が巻き起こっている。無防備の伊藤さんを殺害した犯人たちには、そうした暴力を正当化する理論があ…

言論に対する暴力を許さない社会造りを!

兵庫県の朝日新聞阪神支局に対する銃撃殺傷事件から21年目が訪れた。 犯人たちを追う日本の警察力は、結局殺人犯を逮捕することが出来ず、時効という形で法的に訴追出来ない領域に犯人達を逃がしてしまった。 懸命の捜査活動をあざ笑うかのごとく、犯人達…

忘れてはならない、言論抹殺事件に思う。

それは、つい21年前に起こっている。 87年5月3日午後8時15分、朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)に無言で侵入した犯人は、居合わせた3人の記者に向かって猟銃をぶっぱなした。発射された2発のうち一発が小尻記者、もう一発は犬飼記者に命中した。…

沖縄戦集団自決訴訟に思う。

3月28日、大阪地裁(深見敏正裁判長)にて判決が下され、原告請求が棄却された。この判決により、被告側の大江氏らに対する名誉棄損の訴えは退けられたが、実際に守備隊長らにより自決命令が下されたかどうかについては明言を避ける判決内容となった。 こ…

昨日は、忌まわしきあの“東京大空襲”の夜でした。

64年目を迎えた3月10日の夜、私は、テレビでの記念報道番組を見てあらためて当時の衝撃的な一夜の状況を頭の中に沁み込ませました。 計画的な大量殺戮の計画通りに実行された10日の爆撃は、人間の命を奪うことなど全く問題にしない冷酷な計算通りに実行され…

無言の少女は何を発言しているのか?

この事件は、2月10日に沖縄県北谷町で発生し、11日にはアメリカ兵が少女暴行罪(強姦容疑)で現行犯逮捕された。 その後、捜査が進む中で事件の全貌が明らかになっているが、一昨日少女側からの一方的な告訴取り下げにより容疑者のアメリカ兵は釈放され、訴…

イージス艦あたごの衝突事故が示すもの

先日、普通では考えられないような海上衝突事故が起こった。最新鋭の機器を搭載している海上自衛隊の艦船が、漁に出ている漁船に衝突し乗組員は海に投げ出され行方が分からないという。自衛隊艦船と比べれば何十分の1の大きさしかない清徳丸は、ひとたまり…

地雷除去問題

もし、自分の生活圏や街を歩いているときに、仕掛けられた地雷で吹き飛ばされ、手足をもぎ取られた体で命が助かったとして、自分はこれからの人生をどう生きようとするだろうか?自分の体を動かすこともままならず、生きていくためには何事も人の力を借りな…

怖い、不思議、が入り乱れる現世の錯乱が・・・

長崎で、猟銃を乱射して、二人を殺害し、自分も頭をぶち抜いて死んだ37歳の男、まだ不明なことが多いけど、怖いと不思議が混ざり合わさったような事件ですね。 被害にあわれた26歳の女性と、30代の漁師さんご冥福を祈りたい。 何で、あそこまで切れる…

ベトナムのベトさん死亡について。

米軍のベトナム介入戦争により、有害な枯葉剤が大量にまかれ、植物に毒物作用を起こし、死滅させ草木の生えない土地に変えてしまう枯葉剤。この薬剤は、いまだに多くの後遺症を起こしていることを無視出来ない。・・・もちろん、この責任は、危険な薬剤を多…

歴史を捻じ曲げようとしてはならない。

歴史教科書改訂問題で、明らかになっていることは何か?一体、誰が沖縄戦の真実を捻じ曲げようとしているのか?15万人の民間人が巻き込まれて殺戮された歴史の総括を、そこに日本軍の関与があったことを薄めようとするどんな見解も認めることは出来ない。…

本当のイラク支援とは何か?

国立循環器病センター(大阪府吹田市)にて、5月21に入院し、NGOの支援を受けて心臓病の治療を受けた二人のイラクの子供が、無事手術が成功した退院することとなった。このニュースは、昨今イラク問題で暗いニュースが多かっただけに一条の光を放って…

イラクの子供たちからのプレゼント。

本日、ジムネットからのチョコレートが届きました。これは、代表をしている鎌田医師などの呼びかけで、イラクのこともたちへの医療支援を行うため、一袋500円のチョコレートを買うことにより、400円をイラクのために送ろうというもので、インターネッ…